
終演後のシンポジウムでは別役さんの本の魅力や、
過去に代表を務めたピッコロ劇団に関するエピソードが語られた。
印象的だったのは出演者の金内喜久男さんの言葉
「俳優が余計な演技をすると別役さんの世界は出来上がらない。いかに芝居をしないか」
上演で感じたシンプルな力強さの秘密が分かる気がした。
劇場資料室では別役作品出演者のサイン、ピッコロ劇団へ書下ろした戯曲などが展示されていた。

過去出演者のサイン。唸る演劇ファンもいた。

ピッコロ劇団への書下ろし作品の戯曲
別役さんを通じて築き上げてきたものの重み、そして
「今」この尼崎でこの感覚を味わえる事の喜びがあった。
資料室では今回のリーディングでとりあげた童話集をはじめとした、別役さんの本を読む事ができる。
また、12月に兵庫県芸術文化センターで上演される、ピッコロ劇団「さらっていってよピーターパン」も別役さんの戯曲である。
別役さんの、本と舞台の世界を味わってみては?
- ピッコロシアター
- <ピッコロシアター>
- 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
- TEL:06-6426-1940
- HP:http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/index.php
開館時間 | 9時~21時(催し物によって変更あり) |
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定休日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) ・年末年始 |
アクセス | 阪急神戸線「塚口」駅より徒歩8分 JR宝塚線「塚口」駅より徒歩5分 |