
2016年8月18日~21日、大阪はウイングフィールドにて演劇の演出家の為の「ディレクターズワークショップ」が行われた。
東京は花まる学習会王子小劇場で行われているもので、大阪では初開催。
演出家と演出助手、俳優2名でチームを作り、戯曲のワンシーンを4日間で作り上げる。
チームはみな初対面で、計5チームが挑むことになった。
初日に演出家よりプレゼンを行った後、各チームに分かれての稽古、そして各日午後の「成果発表」でチームの発表と質疑応答を行う時間を設ける。
最大のキーワードは「言語化」。
演出家が成長する機会とはいつか?
それは現場や、上演を見た観客から意見を貰うとき。
「面白かった」「つまらなかった」という言葉だけでは作品の質は向上しない。
「作品の品質をあげる為の意見を」
「演出家だけでなく、全員が発言に責任をもつこと」
その場の全員が「創造する側」であることを自覚しクリエイティブな場にすること。
演出家は「何をどうしたいのか」、意見する側は「何が問題で、それはどうすれば解消するか」等を限られた時間の中で「的確かつシンプル」な言葉にしなければいけない。
その②へ続く