
12月26日、天皇杯準々決勝 ヴィッセル神戸VS浦和レッズをヤンマースタジアム長居で観戦した。

ヤンマースタジアム長居
リーグ戦最終節では浦和に2-5と屈辱的敗戦を喫した神戸が、この天皇杯でリベンジを果たせるか。注目の戦いだ。

円陣のあと気合いを入れる選手たち
試合は前半で試合の趨勢が決まってしまった。浦和は22分、華麗なパス回しで神戸DF陣を崩し、興梠が鮮やかな先制ゴール。神戸の動揺が収まらないその2分後には李が追加点を挙げる怒涛の攻撃を見せた。直後に神戸MF三原がこの日2枚目のイエローカードで退場となってしまう。意気消沈した神戸を尻目に浦和はさらにもう1点を追加。前半で0-3とほぼ試合が決まってしまった。

神戸は守備に追われる時間が続く

神戸は中盤でもボールがつながらない
後半、神戸は高橋峻、ブエノを投入し攻撃を仕掛けたが、最後まで浦和ゴールを割ることはできず敗戦。リベンジどころか、返り討ちにあうという最悪の幕切れだ。

ゴール裏のサポーターに最後の挨拶
またも浦和の華麗なパスサッカーの前に成す術なしの完敗。渡邊は「チームでやることは監督が言ってくれるが、ピッチでやるのは選手。判断や技術の差は選手の問題」と話した。戦術云々ではなく、選手個人のレベルアップがまだまだ必要ということだ。長居まで駆けつけた神戸のファン・サポーターにとっても屈辱の敗戦となったが、奇しくも数々の弱点が露呈することで来季への課題が見えた試合だったように思う。