演劇を、資料で支える。ピッコロシアター資料室【前編】


ピッコロシアター(兵庫県立尼崎青少年創造劇場)内にある資料室。
演劇関連書物はもちろん音楽・舞踊などの舞台芸術の入門書から専門書までおよそ17,000冊もの書籍が収集されている。
閲覧・貸出も行われ、創造活動に役立てようと多くの人々が利用する。
そんな希少な資料室はどのようにして作られたか。

ピッコロシアターが開館したのは1978年のこと。
開館にあたっては実際に演劇活動を行う地元の若者たちの意見を取り入れた構想がまとめられた。

「外観よりも機能性を重視してほしい」
「アマチュアも集客ができるよう客席は400席ほどがいい(※大ホールは396席)」
「客席よりも舞台面を広くしてほしい」
などの意見が上がり、観客視点のホールが多かった当時としては画期的な”創る側の使い勝手”を重視した構想になっていく。

そんな中「演劇の練習や打合せで必要な時、すぐに資料を調べられる図書室がほしい」という意見が上がり、演劇資料室が設置されることになる。

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ピッコロシアター資料室
<ピッコロシアターシリョウシツ>
兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL:06-6426-1940
HP:http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/guide/library/
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) ・年末年始 ※資料室は蔵書整理のため毎月第一木曜閉室。  他年末年始や劇場行事、蔵書点検などの臨時休室あり。  詳細はホームページへ。
アクセス 阪急神戸線「塚口」駅より徒歩8分
JR宝塚線「塚口」駅より徒歩5分
駐車場
開室時間:10時~17時30分(土・日・祝日は16時まで)
※劇場の開館時間は9時~21時(催し物によって変更あり)

図書は1人2冊以内、2週間まで貸出可。
※貸出カード作成には身分証明書が必要です。
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yukari
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