
千里ニュータウン、豊中市新千里西町にある笹部書店。店に入ると「こんにちは!」と明るく迎えてくれたのは笹部店長。
駄菓子が並んでいる。小学生が買いに来る。
パンも販売されている。近所の主婦が買いに来る。
町の「掲示板」があり、人と人をつないでいる。
7年前に改装した店内。従来よりずいぶん書棚を減らし、パンコーナーやキッズスペース、そしてカフェスペースを設けた。 買った本を子どもが読んでいるそばでママがほっと一息つく。この「ほっ」ができる場所は貴重でありがたい。書店だけど本だけではない、ユニークであたたかい本屋さんだ。
「取材するなら土曜日においで。絵本の読み聞かせ会があるよ」と店長からの提案。
お店を出ようとすると、娘がしばらくここに残ると言う。「超」がつくほど人見知りで警戒心の強い3歳の娘の発言に驚き。何度も「大丈夫?ほんとうに大丈夫?」と心配な私。大丈夫だと言う彼女、それでも不安な私。
笹部店長に一声かけ、用事をすませて戻ってきたのは10分後。娘はさっきと変わらぬペースで音の出る絵本を楽しんでいた。 これって実はすごいことだ。ここは安全か、安心して遊べるか。これは基準や設備うんぬんではなく、子どもが本能的に感じ取ることなのだ。
笹部書店ってすごい。笹部店長ってすごい!
そんな驚きと感動を胸に、5日後の読み聞かせの会を楽しみに書店をあとにした。
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- 笹部書店
- <ささべしょてん>
- 豊中市新千里西町3丁目2-3
- TEL:06-6872-9385
- HP:http://www.sasabe-shoten.net/
営業時間 | 10:00~20:00 |
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定休日 | 日曜日 |
アクセス | 北大阪急行線「千里中央」駅より徒歩約7分 |
駐車場 | 共有P/購入で駐車サービス有 |