
2016年11月23日(水曜日、祝日)茨木市阿為神社にて蹴鞠奉納(けまりほうのう)が
行われました。大阪府下で蹴鞠奉納が行われるのはここだけ。
平成17年より行われ、年々見学者が増してきてます。サッカー人気もあやかり、早速取材に!
当日紅葉がとても綺麗な坂道を抜けると、立派な社殿が。
もうすでに多くの方たちが待っておられます。

早くから写真愛好家の方がナイスショットの場所どりにお越し
社殿の中で祝詞(のりと)を上げ、厳かな雰囲気が漂います。

神様に奉納した鞠を神聖なものなので、直接手に触れず、季節の枝に挟み運びます
当時のまま装束姿で蹴鞠を披露ということもあり、その珍しさもあり、
当日市内観光ツアー客や海外留学生の方も多くいました。
烏帽子、上衣、袴はその色や形に全て決まりがあります。

鞠を中心に置き、その人の位により立ち位置などにも決まりがあります
蹴鞠はおよそ1400年前から中国から伝来されたもの。
中大兄皇子と中臣鎌足の出会いのきっかけとなった競技でもあり急速広がりました。
(皇子が落とした履を中臣鎌足が拾ったことをきっかけに親しくなり、
大化の改新につながる)
鞠は鹿皮で2枚円形を綴ったもの、直径30~36cmほどで、重さは100~120gほど。
軽くあてるだけで飛ぶます。
いよいよ蹴鞠が始まります。
ゆったりした空気が一転。ボールいつまで続けるか皆息をのむばかり。
ナイスプレーが出ると拍手。
「アリ」の声で自分が蹴る合図。「ヤー」受けましたの声。
小さな子供も一緒に叫んでいました。


その後に見学者の鞠体験もあり。

足は真っ直ぐにして鞠をける。ちょっとしたコツが難しいです
大阪学院大学に通う留学生の方にお話しを伺いました。
「台湾からここ住んで3か月、日本の神社や寺が大好きです」
隣にいる年輩女性から「この子、納豆や生卵も大好きなのよ」
開催日は毎年11月23日と決まっています。
未来の国際的人育成のためにも由緒あるこの神社に来年もぜひ。

お抹茶のサービスもあり 地元の高校茶道部の方がお手伝い
他の周辺情報はタマスマートタウンのfacebookにも掲載されています。
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公式ホームページはこちら
http://www.tamasma577.com

- 阿為神社
- <アイジンジャ>
- 大阪府茨木市安威3丁目17
- TEL:072-643-7778
アクセス | 阪急京都線茨木市駅車作行きバス 「安威」バス停から徒歩で5分0.3Km |
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