
2月26日(月曜日)豊中駅前とよなか国際交流センター(エトレ6階)にて
「居場所の可能性」のセミナーが行われた。
若者支援事業の一環で平日の午後にもかかわらず多くの方が参加された。
講師は富山県高岡市にあるコミュニティハウス「ひとのま」代表の宮田隼さん。
「ひとのま」は一軒家を借りて今年で7年目を迎える。
個人的に感じた「ひとのま」が他のコミニュティハウスと大きく違うところは下記のとおり。
1、使用料は1日300円 ・・・・入口のカゴに入れるだけ でも大きな盗難事故はない
2、誰でもOk・・・・ 不登校、ひきこもり、過ちを犯した人なども。
毎日20ー30人が利用。
3、スタッフがいない・・・・ 夕食の支度やイベントの企画はみんなで決める。
この日「ひとのま」では宮田さん不在のため。電話当番、受付係なんと不登校の生徒たちだ。
4、ルールがない・・・・ 食事も大きな皿に盛りつけるだけ。
しかし自然と自分の取り分もわかっていく。
5、鍵がない・・・・以前は鍵をかけていたが、DV被害の方や寒さや寝る場所を求める人のため空けている。しかし大きな事故やボヤ騒ぎは一度もない。
6、公の経済援助がない・・・・食料や物質的援助は基本的に‘余りもの‘でお願いしている。援助される側とする側どちらも負担をかけたくないからだ。
他にも長年自室に引きこもっていた少年の話など。外にでるきっかけは・・本当にちょっとした男の子ならではことだ。
宮田さん曰く「よく利用者に『宮田って人の話寝転がって聞くよね』って言われるです」
「僕が問題を解決するわけでもない。トラブルを解決する醍醐味を取り上げるなんてもったいない。でも皆自然と解決していくです。すごいですよね」
社会ではある基準に達しないと疎まれがちだ。でもその基準は何なのか。
色眼鏡を持つこと自体、自分で好機を逃してるかも。
こちらの輪に目を向けてみては。タガの外れた面白い自分になれるかもしれない。
※とよなか国際交流協会の若者事業については協会ホームぺージをご覧ください

- とよなか国際交流協会
- <トヨナカコクサイコウリュウキョウカイ>
- 豊中市玉井町1-1-1-601
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アクセス | 阪急電鉄「豊中」駅 徒歩3分 |
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