[池田石橋]蕎麦屋『斐川』は本格十割蕎麦を味わえるこだわりの店


蕎麦通のあいだではすでに知られた『斐川』。
池田市石橋は住宅街の奥まったところにある隠れ家的な店。

超粗挽き十割蕎麦「極」

超粗挽き十割蕎麦「極」


口元に箸を運んだ段階でもう蕎麦の香りがふわぁと立ち昇る。すするのではなく噛む蕎麦。

金土日だけ営業の理由は…
月火水はそば粉10kgを斐川オリジナルの配合で製粉し、京都の亀岡出雲大神宮まで蕎麦を打つ水を100リットル汲みに行くための準備期間。
「少しでも美味しくなるために」の姿勢が週3日営業となるのだ。

ご主人の角力男さん。一見コワオモテに見えるが、実は照れ屋で筋の通った渋イイ男。
元航空管制官で陶芸家と転身し、器作りから蕎麦打ちへと凝ってこだわって、とうとうプロになってしまう。
興味を持ったことはとことん突き詰める職人気質なのだ。
左上から時計回りに、玄関、店内のテーブル椅子ライトカバー、磁器の器 すべてご主人が製作

左上から時計回りに、玄関、店内のテーブル椅子ライトカバー、磁器の器 すべてご主人が製作


蕎麦のこと、玄人はだしのDIYのこと忙しいなか嫌な顔せず答えてくれた。
「店を始めるときに 食べに行ってもう一度来たい、友達に紹介したい 
と思うような店にしたいと思った」
4年目になる『斐川』の名前はご主人の故郷、島根県出雲から名づけられた。

家族連れにご夫婦など常連さん多し。
取材の日もお客様が次々と来られ、ガレットがもう売り切れてしまう状態になったが、
ご好意で最後の1食分撮らせていただいた。
親切なそのご夫婦「蕎麦はここに決めてます」
夜のコースで日本酒が飲めない奥様のためにワインを準備していたご主人の心遣いに感動したそう。
写真はいらないよ という大将の後姿を一枚だけ

写真はいらないよ という大将の後姿を一枚だけ


ランチ一番人気のガレットコンプレは超粗挽き十割蕎麦「極」とのセット。

そば粉をひく石臼や製粉機までもが大将自作。
「旅行先の風呂場で見かけた健康器具から発想して作って、これは2号機だよ」

でも一番支えてくれているのは裏方で手伝う奥様の力のようだ。

蕎麦屋 斐川
<そばや ひかわ>
〒563-0023 大阪府池田市井口堂1-1-17-H
TEL:072-761-0159
HP:http://www.wombat.zaq.ne.jp/auafk808/index.html
営業時間 金・土・日 12:00~15:00(売り切れ御免)  夜は当日午後5時までの完全予約制――二名様より 18:00~21:00(LO20:30)
電話もしくはメールrikkye118.1@docomo.ne.jp か sobayahikawa@art.zaq.jpで
定休日 月・火・水・木
アクセス 阪急宝塚線石橋駅より徒歩8分  国道176号線を北に進み、荘園口東交差点手前ダイハツの脇の小道を右折する
駐車場 近くに有(2台)
シティライフのブログでも http://rikkye.citylife-new.com/index.html
関連地図

この記事を書いた人:

茉緒
箕面在住。幼少時期は豊中で育つ。 好奇心あふれ過ぎてあれこれ首突っ込んで、人生満喫中。 グルメ・スポーツ・旅行・アンチエイジングに重きをおく。 弱点は機械オンチに方向オンチ。
http://news.archive.citylife-new.com/gourmet/2059.html