さん志ょうや本家


今回ご紹介するお店は、私の亡き祖父が大好きで、子供の頃から美味しく
頂いていた佃煮・昆布のお店、宝塚市清荒神にある『さん志ょうや本家』さん。
⇒以下、親しみをこめて何時も呼んでいる〝さん志ょやさん〟と記させて頂きます。

大好き!「数の子入珍味」

大好き!「数の子入珍味」



私が子供の頃住んでいた宝塚の方へ、祖父がゴルフで来る機会があるたびに
お土産で持ってきてくれたんです。
だから昔から慣れ親しんでいるお味…かれこれ45年は美味しく頂いています!!!

オーナーの根津さんにお話を伺いました。

開業は大正時代の末から根津さんの御祖母様が仕事をはじめられました。
⇒私のように「いつからお店をされているんですか?」という質問に
「実際には無いけれど昭和元年1月1日と答えているんです」と目を細めて
楽しそうに答えて頂きました。
根津さんご自身、会社勤めをされていましたが25歳くらいまで一緒に御祖母様と
過ごされて、当時、根津さんの御父様がメインでお店を切り盛りされていた様子を
御覧になっていたようですが自然にお店を継がれるようになったと。

お店の「こだわり」をお聞きしますと…
“天然の真昆布を使用する”事で、この真昆布が現在で入手困難となっているようですが、
お付き合いの長い所から仕入れをされています。
これも、開業当時の御祖母様が「1番良い物を頂戴」と当時の仕入れ先を信じて
何が1番良い商品なのか?…と注文をしたのではないかな?と根津さんは考えておられます。

私は勉強不足で北海道で採れる有名な昆布イコール真昆布…と決めつけていたのですが
広い北海道の海、採れる場所によって違うのです。
さん志ょやさんで商品となる真昆布は、函館近郊(道南)の海で採れた物を使用。

そして、その真昆布を使用し、〝手作り〟の拘りをもたれています。
手によって丁寧に…心が商品にこもっています。
乾燥→あわせる→煮る・炊く→→この作業を熟練の職人さんによって続けられています。
昔からしている事を受け継いで作られています。

先にも記しましたが、原材料の確保が難しくなっているとの事ですが、
取引先様を大事にされて、美味しい商品を御客様に提供できるように…と
努力をされています。

私は、どの商品も美味しくて好きなのですが、さん志ょやさん大好き!!!の
理由がまだあります。それは…スタッフの皆さんが本当に真心をこめて
御客様を大事にされて接客をされている事です。

贈答品を丁寧に包装

贈答品を丁寧に包装



無理難題を言われている御客様の傍で見ていて「大変だな~」と思っていたのですが、
御客様の言われる事をひとつ一つこなされて、御客様は笑顔でお店をあとにされます。

冬季のオススメは、私の好きな「珍味」は数の子がなくなり次第終了、ゆず昆布も限定品。
ふきのとうも、ひとあし早く春を告げてくれる商品として登場します。
春先には、塩漬けされた「花山椒」(山椒のつぼみ)「花きのめ」が旬の品として登場!
山椒は木の芽、花と収穫されますが、収穫時期が短いだけでなく、収穫する人が
少なくなり、貴重な山椒ちなり、こちらも商品確保が難しくなっているようです。

御参りに行かれたら是非!

御参りに行かれたら是非!



また季節の佃煮・昆布を紹介させて頂きますね。
今夜もアツアツご飯に、さん志ょやさんの昆布をのせて「いただきます!!!」

1月27日(月)28日(火)は〝かまどの神様〟と言われる【清荒神清澄寺】の
初三宝荒神大祭が開催、2月3日(月)には荒神星祭・大福火が開催されるので
多くの方が御参りされますが、御参りの途中に是非、「さん志ょやさん」へGO!

さん志ょうや本家
<さんしょうやほんけ>
宝塚市清荒神1丁目11-15
TEL:0797-87-2041
HP:http://www.3408.jp/
営業時間 9:00~18:00
定休日 12月31日
アクセス 阪急電鉄「清荒神駅」下車
北側参道を歩いて約100メートル
駐車場 なし
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この記事を書いた人:

KON
宝塚で生まれ育ち、現在は箕面市在住。 この2市でしか生活をしていませんが、北摂・京阪神地区を 駆けまわっていますので、ひとつでも多くの情報をUPして いきます。 イベント&スポーツ情報にグルメの事なら、おまかせあれ!!!
http://news.archive.citylife-new.com/gourmet/3143.html