
神戸市長田区の南側は、まだ地震前の風情が残っている街のひとつ。
JR鷹取駅を南へ15分。道路沿いを歩くと美味しいだし巻き卵が食べられる「桑原(くわはら)鶏卵」が見えてくる。震災前は新長田にある「丸五市場」内に店舗があり、その頃からだし巻き卵を販売。移転したこの店舗でも昔と変わらず作り続けている。
4代目の奥さまが作る出し巻き卵は、かわいい大きさ。このかわいらしさの中に、しっかりとした味の後からついてくる玉子のしっとり感。口に広がる柔らかさがたまらない。しかしこの食感・・・どうしたらこのしっとり感が出せるのかと聞いてみた。ポイントはズバリ火加減。焼く時に火が強すぎると水分が飛びパサつくので微妙な火加減が大切と教えてもらえた。

今すぐにでも食べたくなる!やわらかそうなだし巻き卵
またもう一つ嬉しいのは価格。地域住民の方々が買いやすいようにと低価格で販売していること。取材中も奥さまが常連のお客様とやり取りする様子は、下町が残る嬉しい風景でもあった。また、遠方からも買いに来るという自然卵の「蘭王」や黄身が二つ入っている「ふたごちゃん」など美味しそうな玉子も並んでいる。(入荷の時期が異なる)

遠方から車で買いに来るファンも多いという蘭王
ふらっとお出掛けついでに、だし巻き玉子とお気に入りの卵をぜひ見つけて欲しい。

- 桑原鶏卵
- <くわはらけいらん>
- 神戸市長田区海運町8丁目2-21
- TEL:078-735-4000
営業時間 | 9:00~19:00 |
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定休日 | 日曜日、祝日 |
アクセス | JR鷹取駅から南へ徒歩15分 |