
エスプレッソ、チプレッソ。イタリアンって、陽気な音がする。季節は冬でも、そこだけは明るい空気の場所がある。そんなお店の一つ、チプレッソは、阪急宝塚線、服部駅前の、イタリアンオリーブオイルとバルサミコ酢の専門店である。
お店の名前、「チプレッソ」とは、イタリア語で、糸杉という意味だ。その昔、イタリアでは、巡礼途中の旅人が、糸杉のあるお家で休憩し、お茶を頂いたという。糸杉は、道行く人達がほっとできる場所の目印であった。
店内には、店主南野氏の「健康にこだわる事」というコンセプトのもと、集められたオリーブオイル、数十種類が所狭しと並んでいる。イタリア食材、バルサミコ酢、オリーブオイルのチョコレート菓子やソープ類と、私の視点は定まらない。「こんにちは!ボンジョルノ!!えっと、オリーブオイルありますか…?」


オリーブオイルと一括りに言ってみても、種類がたくさんありすぎて、何を基準に選べば良いのか迷う。簡単な冊子をもらい、軽くレクチャーをうけるも「たくさんの説明より、一番良いのはティスティング。」と南野氏。
白い小さなプレートに、オリーブオイルのうすい緑が美しい。
ティスティング用のパンをオイルに浸して、味見をしようとする…と、「ダメダメ、イタリア人に怒られちゃうよ。もっと、たっぷり付けないと!」なるほど、日々の主婦根性は要らない。では、ぜいたくに頂いてみよう。
そっと口に含んだら、自ずと笑顔になっていた。次の瞬間には驚きが来た。オリーブオイルに太陽と風を感じた私である。“おいしい” 発見は、人を笑顔にするのだ!
まず初めのティスティングは、予約で売り切れてしまう程の人気 ’Delicato’

オイルというよりも、オリーブの果肉自体の味がする。
エメラルド色の貴重なオリーブオイル 有機栽培のオリーブを使用 ‘TILI’
いちじくのバルサミコ酢。’GLAZE with FIGS’
量り売りは欧米のマーケットで良く見られるスタイルである。買い物客は、野菜や乾物、ソープ類でさえ、それぞれが必要な分量だけを購入できる。


ここ、チプレッソでも、100g〜 数点のオリーブオイルが量り売りされている。お気に入りのボトルを持参して、オリーブオイルを必要分量だけ購入してみよう。エコロジーにもエコノミーにも貢献。ちょっと良い事ができる自分に、日常の満足度は上がるのである。さらに、オリーブオイルのフレッシュさは、おいしさと栄養価を保つ、重要なポイントでもあるので、このアイデアはとても合理的である。
さて、肝心のクリスマスプレゼントは量り売りの ‘Colonna Granverde’(上記写真一番左側のタンク)レモン風味のオリーブオイル。表彰も受けており、その品質はイタリアのお墨付きである。
友人へのプレゼントに数点をいそいそと購入。かわいい紙袋にいれてもらう。もちろん、自分用には大きなボトルで購入し、にんまりである。カルパッチョ、マリネ、サラダ、スープにお菓子と・・・アイデアだけは広がる帰り道であった。

- Cipresso
- <チプレッソ>
- 〒561-0851
大阪府豊中市服部元町1-7-3 - TEL:06-6865-2151
- HP:http://www.cipresso.jp
営業時間 | 月-土 : 11:00 - 19:00 日 : 12:00 - 16:00 |
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定休日 | 無し |
アクセス | 電車でお越しの方 阪急電車 宝塚線「服部駅」梅田方面改札出てすぐ お車でお越しの方 国道176号線より阪急「服部駅」近く |
駐車場 | 専用駐車場は無し。近くにコインパーキング有り。 |