
先日、日本一長い商店街「天神橋筋商店街」を歩いていると掲示板に目が止まった。

ここには・・・
認知されてないのだろうか・・と気になり、製作元の「一般社団法人mina family」代表の本田さんに詳しく話を伺うことにした。

「天神橋商店街は1番最初の活動場所だった」と本田さん
「子ども用車いす(福祉バギー)」とは、一般的な車椅子とは違い、背もたれなど身体がズレないように調整する機能が付いている。車輪が小さいタイプは、ベビーカーと見分けが付きにくく間違われることも多いそう。

右:子ども用車いす 左:ベビーカー
本田さんの長女であるお嬢さんは、生後5ヶ月に脳神経の病気を発症。以来、子ども用車いすが欠かせない生活になった。電車を利用する際、ベビーカーと間違われホームと車両の橋渡しをするタラップを拒否されたことも。また、関西特有の良かれと思った言葉に傷つく思いも少なくない。
「子ども用車いすを利用しているお母さん方は、わが子の障がいや疾患を受け止めるのに、まだ時間を要する状況の方もいます。精神的に追い詰められている時の一言は、本当に辛いです。」と本田さん。

代表の本田さんとお嬢さん
2015年に一般社団法人 mina familを設立し、翌年『子ども用車いす 啓発プロジェクト』を始動。クラウドファンディングの成功も経て、念願の「子ども用車いすマーク」が誕生した。

子どもに配慮し明るい色づかい

素材は柔らかく 触ると凹凸になっているのがわかる

医療機器など載せるとかなりの重さ
ポスターの配布数も7000枚を超え、人から人へと全国へ広がっているそう。
「子ども用車いすマーク」の使用方法など、事務局へ一度問い合わせをお願いしたい。

- 一般社団法人 mina family
- <いっぱんしゃだんほうじん みなふぁみりー>
- 大阪市中央区本町2-5-7
メットライフ本町スクエア3F - TEL:06-7777-2708
- HP:http://www.mina-family.jp/