
家の中にある「モノ」
それはそこに住まう方が「持つと決めたモノ」
だから「どうでもいい」とか「明らかに不要」だと感じるモノは
なるべく早く手放した方が「持つと決めたモノ」が活かされ、
整理収納はもちろん維持管理も楽になります。
今回は「道具」の中でも「キッチン周りのモノ」について。
トップ画像の「やかん」
瞬間的に沸く電気ポットの導入で「あまり使わない道具」となり
処分もされずしばらくしまいこまれていました。
それがポットのお湯を沸かすところとは関係ない部分(スイッチ)が壊れ再登場。
家族の人数が減り、急にお湯が必要だという暮らしでもなくなったので
ゆったりお湯が沸くのを待ち、その間にキッチン周りを片づけるようにしたら
家事がかえって効率的になったようです。
「お湯を沸かすモノ」が変化したように「ご飯を炊くモノ」も。
また「食器を洗う時に使うモノ」は普段必要ではないけれど、
来客や家族の帰省時などの際には必要と「使用したい条件」が変わったため
「折りたためる」という新素材のモノにチェンジ。
機能的には後退したり、素材は進化したり。
このことが「どんなモノがわが家にとって必要な道具なのか」ということを
見直すきっかけとなりました。
私の場合「持つモノ」は大雑把に分けると
「道具」「好きなモノ」「想い出のモノ」の3つで
その量はどれも「ほどほど」がよいのではないかと考えています。
3つのモノは後にいくほど「思い入れのあるモノ」で
「道具」はそんな感情と離れたところにあるようですが
たくさんの便利なモノがあふれるこのご時世、
「あれば便利」という厄介な気持ちがどなたにもあるのではないでしょうか。
この「あれば便利」というのが「道具」を増やす原因。
「道具」は機能、安全、扱いやすさ、デザインなど選ぶ基準は実はたくさんあるのに、
安易に増やしたり肝心の「必要性」という部分を忘れたりしてしまう。
「思い入れ」のなさそうな「道具」にご家族の暮らし方や好みも考慮して
「わが家へ招き入れる」ようにすれば「少数精鋭」で動きやすくなります。
そもそも「道具」は暮らしを助けるモノ。
作業する場所で同じ機能のモノが必要以上にあったり、探しモノが多いなど
あなたを動きづらくしていたら「量の見直し」や
「この道具はわが家でホントに必要?」って心の声でご自分に聴いてみてください。
*わが家の場合、私の考え方です。
「そういう考え方もあるね~」と気楽に読んでいただき参考になればうれしく思います。
また「衣類」なども「道具のひとつ」と考えています。
「道具」がモノの中で一番多いかもしれません。
となると「道具」が「好きなモノ」でもあることが理想です。