
池田駅近くにある「吾妻」。
大阪最古のうどん店と言われています。
妹が何回もお邪魔し、人気の「ささめうどん」が今が食べ頃とのことで、
早速行ってみました。
創業元治元年(西暦1864年)なので、今年で151年目。
看板は創業時のまま。文字そのものが年月を物語っています。

これまで大きな改装(国道拡張など)を2回ほどありましたが内装はできるだけそのままの状態にしています。

田舎の親戚のお家に行ったような懐かしい雰囲気
こちらが人気のささめうどん¥700↓

みつば、きざみあげ、塩昆布、おぼろこんぶ、かまぼこ、柚子、 生姜入り

餡がからみ、アクセントの柚子で味がひきしまります。
麺の太さはにゅうめんに近く、45年前より、試行錯誤の上、
ゆでる時間と食べやすさでこの細さとなりました。
これがまた餡とうまく絡まり、熱々のままでもツルツルといけます。
そしてお出汁のうまさ!
餡状のじわ~とやわらかな辛味の後、舌先にやさしく、熱々の餡の後に
上品な鰹の旨味と香りが徐々に口の中を広がってきます。
お出汁は朝、一日分を作り、鰹と昆布、鯖と鰯からとり、
そして一升瓶(5~6人分)ずついれていきます。
瓶づめにしているため、香りが抜けにくく、注文があるたびに一人分ずつ分けていくので、
煮詰まることなくいつでもソフトな味で用意できてます。
冷え切った体にたっぷり生姜でじんわり汗をかくようになってきました。
店内では次から次へ多くのお客様がご来店。

他にもかやくごはん¥350も大人気。ささめうどんと食べることに定評があります。
多くの有名人もご来店。

実はささめうどんの名の由来は文豪、谷崎潤一郎(谷崎潤一郎記念館サイトはこちら)
のご婦人が来店された時、あまりの美味しさに名作「細雪」にちなんだ名「ささめ」をつけたとか。
取材時は雪がちらほら。でもしばらくホッカホカのままでいられました。
夏限定ではありませんが、冷やしささめきつね¥750も人気!
年中を通してこちらにお越しあそばせ。

- 吾妻
- <アズマ>
- 大阪府池田市西本町6-17
- TEL:072-751-3644
営業時間 | 10:30-18:00(ラストオーダー 17:45) ランチ営業、日曜営業 |
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定休日 | 火曜日:祝日の場合翌日(不定休有り) |
アクセス | 阪急電鉄池田駅 徒歩約7分 能勢電鉄絹延橋駅 徒歩約13分 阪急バス 西本町バス停前 池田駅から557m |
駐車場 | 有(店舗併設:3台 ※近隣にコインパーキング有り) |