
影絵のある酒屋さん・・それは三重と奈良の県境にある名張市にある。
名張市は江戸時代は伊勢に通じる初瀬街道でにぎわう宿場町で、
そして江戸川乱歩生誕地でも有名な土地。
「中町の鳥居前」と言ったら、誰でも案内してくれる。
奥座敷のすりガラスを舞台にし、後ろからライトで
影絵が浮かび上がってくる。・・・
ご主人が資料集め、奥様がケント紙やセロハンで登場人物、背景を作成。
BGMはご子息が担当。ときには地元の高校生が声優を務める。
そんな手作りの影絵。
6つの作品は乱歩や名張の歴史や文化に関するものをそろえている。
評判をよび、地元高校のドキュメンタリー影像や、日経新聞に取り上げられ、
今年の3月NHK「ほっとイブニング三重」でも放映された。
バスツアーの組み込まれるほど大人気だ。
<要予約> (4人~30人程度)席 料(1人分・茶菓子付き) 500円
また永年開かずの蔵だった築190年奥座敷を開放し、火消装束や扇子、家具など
江戸、明治、大正時代の民具を大量に展示。

三代目の半兵衛の妻「みか」が婚礼時「足洗いの義(嫁ぎ先に最初に入る時に足元を洗う)」に使用した 桶と水差しと柄杓。 贅沢にも螺鈿細工で漆を用いている。
みかの実家の豊さと両親の愛情がわかる。使用したのはこの儀式1回のみ!

江戸時代から大正時代までの火消装束
江戸時代は近畿圏は銀、中部関東圏は金で取引されていた。
中央に位置する名張市は両替地となったいた。

金から銀に交換するのに使われた天秤
他めずらしい当時の大手百貨店のロゴなど。

高島屋って昔、呉服屋だった。
懐かしい木造の香りとともにタイムスリップして、しばしほっこりしてみては。

- すみた酒店 はなびし庵
- <スミダサケテン ハナビシアン>
- 三重県名張市中町石の鳥居前
- TEL:0595-63-0032
- HP:http://www.geocities.jp/hanabishian/
定休日 | 木曜日 |
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アクセス | 近鉄大阪線「名張」駅 大阪方面から 近鉄難波駅 → 近鉄線(特急 約55分)→ 名張駅下車 西口より徒歩8分 |
駐車場 | 無 |