
器でお料理が決まると言っても・・いいでしょう。
6月7日(日)まで「器で楽しむ 逸翁の茶懐石」開催中。
逸翁とは阪急電車や宝塚の生みの父、小林十三の
雅号( 文筆家・茶人・芸術家などが、本名以外につける風雅な名)です。

解放感あふれる館内

再現された茶室の内部は自由に見学
リクエストあればお茶をふるまってもらえます。(有料)
生前の逸翁が客人に振るまった懐石料理の陶器を展示しています。
当時は朝7時から12時まで催されていたようです。いや驚き。
戦前より逸翁は和食器ばかりではなく、積極的に洋食器も取り入れています。
そして贅沢にも清の時代や桃山時代、朝鮮王朝時代のものまで取り寄せてます。
中でも私が面白かったものをいくつかご紹介します。
萩白無地歪鉢・・・白い湾曲形の大鉢で、却ってお菓子や煮物など引き立たせます。
この形は考えつくされそして遊び心あり、達人ならではのもの。
人物形酒次・・・・西洋人人形形のお銚子
赤絵双魚文平皿・・皿の赤と盛られている卵焼きが抜群マッチしています。
北大路魯山人作です。
そしてこれは他では見られない!
バカラ懐石膳一式・・戦後バカラ社に特別に作らせたもので汁椀までガラス製品・・です。
贅沢な夏懐石用です。
本物の懐石の器をみると自然と目に浮かんでくるのは
そこに盛るご飯の一粒一粒が、
また食材の細部まで器と調和し一層美しさを引き立たせた姿。
そして自分もそんなお料理ができる気(?)がしてきます。
本格的な器により洗練されていく自分を感じてくださいね。

すてきな写真集、グッズもたくさんあります
次は小林一三記念館を紹介します。

- 逸翁美術館
- <イツオウビジュツカン>
- 池田市栄本町12-27
- TEL:072-751-3865
- HP:http://www.hankyu-bunka.or.jp/guide/itsuo-museum/index.html
開館時間 | 会期 4月11日(土)~6月7日(日) 10時00分~17時00分(入館は16時30分まで) 観覧料(税込) 【2015年4月1日改正】 一般 800円 学生(高校生以上) 500円 小人(中学生以下) 無料 各種割引有り シニア(65歳以上) 600円 |
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定休日 | 展覧会会期中の月曜日 |
アクセス | 阪急電鉄「池田」より徒歩5分 |
駐車場 | 有 |