
豊中から始まった夏の甲子園高校野球が今年で100年目。
それを記念して、小林一三記念館では9月27日(日)まで、「小林一三と野球」を開催中。
大正4年(1915)甲子園はこの豊中グランドから始まった。
ご存知、小林一三氏は、阪急電鉄と宝塚の生みの親。
阪急沿線に展開された小林一三の野球事業を紹介。
懐かしい阪急球団のポスターなど。
数々の偉業を展示しているが、面白かったのは新入社員時代
優秀な社員ではなかったことだ。
戦後、当時の東京電燈(後の東京電力、
後年全ての路線を東武鉄道や江ノ島電気鉄道などに譲り渡す)
再建に力を貸している。
条件として自分の名を出さないことにし、週一度の会議に必ず出席、
自分の会社には極力秘密にしてたようで、なかなか粋な人だったかもしれない。
小林氏の葬式には数千人のタカラジェンヌが参列したらしい。
さて、こちらではかつての一三の自宅を公開している。
自宅の門は和風だが、玄関は洋風、重厚な趣がある。

西洋のお城の迷い込んだような玄関

吹き抜けの天井 大きなカーテン

暗くてよく見えないのはご勘弁を!
2階からの木彫りの素晴らしい階段
待たせたお客に優雅に降りてくる小林氏が目に浮かぶ

書斎 ここで数々の名案が生み出された
暑い夏が続くが邸宅の庭は木々がたくさんあり、中はひんやりした風が走る。
一度こちらの豪邸に訪れ、豪放な実業家の気持ちを味わってみては。
また近くの逸翁美術館にもぜひお越しを!

- 小林一三記念館
- <コバヤシイチゾウキネンカン>
- 池田市建石町7-17
- TEL:072-751-3865
- HP:http://www.hankyu-bunka.or.jp/about/kinenkan.html
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
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定休日 | 毎週月曜日(但し、5月4日・7月20日・9月21日は開館、 5月7日(木)・7月21日(火)・9月24日(木)は休館) |
アクセス | 阪急池田駅から徒歩13分、 または、阪急バス 「五月山公園大広寺」バス停下車、徒歩5分。 |
駐車場 | 有 |
【入館料】 一般 300円
中・小生以下無料