
「住めば都」
とは、良く言ったものである。
独身時代、よく「引っ越すならこんな街」を想像した。
「おしゃれなカフェがあって~」
「小さな雑貨屋さんがあって~」
「できれば、パリのアパルトマンのような感じで~」
・・・。
実際に結婚して子供ができると、
「近くに、おむつを売ってるスーパーかドラッグストアがなければ!」
「んっと、小学校は徒歩何分?」
「おしゃれじゃなくていーんです!近くに公園があれば!」
・・・。
こんなものである。
実際に高槻市に引っ越してきて、2年が過ぎた。
実に住みやすく、本当に腰を据えて育児ができている。
それもそのはず、株式会社リクルートの「SUUMO」が行った、
「住んでみて良かった街ランキング」にて、
高槻市は2010・2012年、関西圏第一位に選ばれている。
その他、
買い物に便利な街、
子育てしやすい街、
交通アクセスが良い街、
どれも、一位。
これって、凄いことだ。
そんな高槻市の魅力を、一言であらわすなら?
他市に例を見ない、高槻市 政策財政部 政策推進室 営業課の
永田さんに訊ねてみた。
「それは、ずばり二面性です。自然もあり、都会でもある。
古い文化もあり、新しい文化もある。あるもの全てを受け入れる。
高槻市の魅力は、そういった包容性にあると思います」
なるほど。
高槻市には確かに、樫田のほうへ行けば、
「日本昔ばなし」に出てきてもおかしくないような、自然の田園風景があり、
近年のJR高槻駅周辺の駅前都市再開発には、目を見張るものがある。
史跡今城塚古墳があるかと思えば、
高槻ジャズストリートのような、日本最大級の市民ボランティアによる
音楽イベントなどは、とても新しい文化である。
そして、商人の街大阪と歴史の街京都をつなぐ、
ちょうど中間点にあるのが、この高槻市である。
どちらにも行ける、どちらにも近い。
それがいわゆる、包容性であろう。
そんな高槻市なのだから、市の「課題」なんてあるのだろうか?
営業課 永田さんの話は続く、
「高槻市の人口は今、35万人~36万人です。この10年、変わっていません。
しかし、蓋をあけてみると高齢者が多く、市の財政を支える若い世代が年々減少傾向にあるのです」
やはり、日本が抱える「超高齢化社会」の波が高槻市にも押し寄せている。
そんな高槻市が今回、
「高槻市定住プロモーションムービー」を作成し、12月5日試写会が行われた。
当日は市長自ら、プレゼンテーション。
1つ目は、小さな子供を持つファミリーや、公園で遊ぶ親子。
家族4人、商店街で仲良くお買い物をするファミリー編。
2つめは若いカップルが休日の散歩を楽しんだり、
平日には、夫婦が別々の時間を豊かに過ごしている若いカップル編。
それから、これら2つをミックスした<ミックス編>がある。
このプロモーションムービーを作成したのが、映画監督大形美佑葵さん。
<ドラマ~南極大陸>や<JIN~仁~>や、
福山雅治のLIVE映像等を手掛けた、新生気鋭の映画監督である。
現在、このプロモーションムービーはこちらで見ることができる。
試写会が終了し、大胆にも今回プロモーションムービーに出演されていた親子に声をかけさせていただいた。
実際に高槻市で子育てをする親子だ。
きっと、最高の記念になっただろう。
長尾様、突然の取材依頼にも関わらず、受けていただき感謝致します。
しかし、このプロモーションムービーを見たからと言って、
「よし、高槻市に住もう!」等と、すぐには思わないだろう。
では、実際に高槻市が行う、「本当に住みやすい街」にするための実際の取り組みを、次回ご紹介する。