“性”と向き合う映画祭が豊中で初開催!(2)


(1)からのつづき

今回は、3人の実行委員に「関西クィア映画祭2014」の見どころについて話しを聞いた。

パンフレットの表紙にもなっている「アロハの心をうたい継ぐ者」は、ハワイの少数民族を取りあげた映画で、トランスジェンダーの子どもの姿が映し出されており、子育て世代の人にも見て欲しい作品とのこと。

アロハの心をうたい継ぐ者

ハワイでは、トランスジェンダーは両性の強さをもつ存在として古くから尊敬を集めていた文化がある



また、今回の映画祭では、「少数派の中の少数派」を意識して選んだ作品が多いという。

例えば、“LGBT”という言葉は、性的少数者の人々を一括りにして表現されることが多い。
しかし、同性愛者や、トランスジェンダーだけでなく、性欲を持たない人や、複数の人と恋愛関係を築く人など、様々な性のあり方に焦点をあてた作品がラインナップされているのだ。
性的指向を持たない人を取り上げた作品「(A)セクシュアル」

性的指向を持たない人を取り上げた作品「(A)セクシュアル」


「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督が贈る「3(スリー)」は一対一ではない恋愛関係を描いている。

「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督が贈る「3(スリー)」は一対一ではない恋愛関係を描いている



今年のテーマは「枠をこわしてワクワクする秋」ということだが、自分自身や社会の中にある“枠”をこわすまではいかなくても、まずは気付いてもらうきっかけにしたいとのことだった。

開催日時 2014年 10月17日(金) ~ 2014年 10月19日(日)
参加費・入場料 1回券:1プログラムに有効 前売1,300円 当日1,600円
3回券:3プログラムに有効 前売3,500円 当日4,000円
フリーパス:全9プログラムに有効 前売10,000円 当日12,000円
HP http://kansai-qff.org/
会場 とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ ≫会場Webサイト
アクセス 阪急電車 宝塚線 豊中駅下車 南口 徒歩1分 エトレ豊中5階
お問合せ 電話:080-3820-2731 (留守電にメッセージをお願いします)
メール:info★kansai-qff.org (★を@に変えてください)

この記事を書いた人:

ハルキ
結婚後、千里ニュータウンに越してきました。 主にまちづくりやアートなどを通じて北摂の魅力を伝えていければと思います。 よろしくお願いします♪
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