
1980-90年代、豊中市立第三中学校正門前にあった、「レストラン小林」を覚えておられる方はいらっしゃるだろうか?
当時は1階にハム・ソーセージ等の高級食材が並んでいる店舗があり、吹き抜けのらせん階段を上がれば、2階にお洒落なレストランがあった。ガラス張りの大きな一軒家からは、どこか異国の香りがして、夕暮れの下校時には、暖かな光を放っていた 当時、三中生であった私の記憶である。
建物だけは現在も同じ場所に残っている。
1999年、突然レストランを閉店後、単身ドイツに渡る。約6年間をハム・ソーセージの本場、ドイツに暮らし、食肉加工技術を基礎から学び、ドイツ食肉マイスターを取得し、帰国。現在は食肉学校の技術顧問を務めている。

レストラン小林のオーナーであった、小林武治郎氏
「自分のやってきた事を一から、見つめ直そうという思いで、ドイツへ向かいました。」小林氏は語る。ドイツバイエルン州にて、食肉マイスターを取得する学校へ通い、現地の若い学生達と共に基礎から勉強した。現地で生活する日々から体得する本場の伝統と技術は驚きの連続であったという。
「ある土地を訪れる事と、その土地で生活をする事は全く別物です。」
数年間を海外で過ごした私も同意見である。
ドイツでの生活から学ぶ、「もの造り」の技術や、現地に暮らす人々の食文化。それらはもちろんの事、手工業を後世に伝えて行く制度や、伝統を守り、それを維持するという人々の姿勢 etc… 伝統とは日々の生活から継承されるものかも知れない。
第二の人生を、確実に歩んで来られたドイツ食肉マイスター小林氏のトーク&本場ドイツのソーセージ造りを体験できる公開講座が、神戸山手大学・生涯学習センターにて初開講する。ドイツの食卓を彩る食材もあり。飲み物は持ち込み可能。
神戸山手大学・神戸山手短期大学 生涯学習センター公開講座
講座名 「ドイツ・ソーセージを作る」
日時 1月18日(土) 11:00-14:00
場所 神戸山手大学2号館
受講費 2500円(税込み)

小林氏の第二の人生を踏み出す決意、そして、新しい土地が氏に与えたものとは?
それは
神戸山手大学・神戸山手短期大学 生涯学習センターでは神戸学をはじめ、実用講座、教養講座等、幅広いジャンルで公開講座あり。
http://www.kobe-yamate.ac.jp/univ/lifelong/lifelong_publiclecture.shtml

開催日時 | 2014年 01月18日(土) 11:00a.m. - 14:00p.m. |
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参加費・入場料 | 受講料 2500円(税込み) |
HP | http://www.kobe-yamate.ac.jp/univ/lifelong/lifelong_publiclecture.shtml |
会場 | 神戸山手大学 2号館 〒650-0004兵庫県神戸市中央区中山手通7-12-1 ≫会場Webサイト |
アクセス | (J)神戸線(神)本線元町駅、神戸高速鉄道花隈駅より北へ、徒歩10分。 (地)西神・山手線県庁前駅より北へ、徒歩5分 |
お問合せ | *申し込み方法* お電話、e-mail または 往復はがきにて。 口座名、〒 住所、氏名(ふりがな)、年齢をご記入の上、下記までお申し込みください。 神戸山手大学・神戸山手短期大学 生涯学習センター 〒650-0006 神戸市中央区諏訪山町3-1 ☎︎ 078-351-7170 e-mail: shogai@kobe-yamae.ac.jp |