
神戸の隣り、明石は漁港が有名だ。
誰もが知るタコだけではない、毎日色々な種類の魚が水揚げされている。
今回、明石にあるJF兵庫漁連で開催されている料理教室のうちの1つ、
「SEAT-CLUB」おさかな研究会による教室に参加した。
ここはロケーションがすごい。明石海峡大橋と大海原を目の前にして調理できるという贅沢。
講師は、お魚かたりべの福永美枝子先生と、川端寿美香先生のお2人。
お魚研究会では、作った後自宅にお持ち帰りできる、保存のきく魚料理を教えてくださるそうだ。
この日のメニューは「揚げタチウオのおろし煮」。
タチウオというと、塩焼きなどがよくあるものだが、小骨が多いので食べにくい。
今回はその骨を全部取り除き、身だけに片栗粉をつけ揚げ、大根おろし入りのダシしょうゆで煮るというもの。
さて・・・タチウオは簡単にさばけるのだろうか。
銀色に輝く、新鮮なタチウオはお刺身で食べられる鮮度。
タチウオは鋭い歯を持っているので、扱いには十分注意しなければいけない。
鮮度の高いタチウオは、ネイルのラメにも使われる綺麗な銀箔に覆われているので、触りすぎないように・・・。
出刃包丁があれば魚をさばくのも問題ない。
えらの少し後ろに刃を当て、包丁を寝かせ真ん中を切らないよう両端に切り目を入れる。
身を引っ張ると内臓がスポッと抜ける。
その後は等分に切っていき、1つ1つ慎重に包丁を引きながら骨の上を薄く切っていく。
これが本当に難しい。
少しでも骨を切ってしまったらと思うと、控えめに切りすぎて身が骨に残りすぎてしまったり。
出来上がりはこのような形に。
素人なのでどうしても骨にも身が・・・。
後編は、いよいよタチウオを調理します。