
吹田市民プールは、市内に4ヶ所設置されているが、利用者数の減少と施設の老朽化に伴い、南千里と中の島の市民プールがこの夏を最後に廃止されることになった。
吹田市の資料によると、1973年に南千里、1979年に中の島の市民プールがそれぞれ開設されている。
1994年度の市民プール利用者数は272,744人、昨年2014年度で121,069人となっており、この20年間で15万人ほどの利用者が減少していることになる。

廃止が決まった南千里市民プール
神崎川沿いにある中の島公園は、ナイター設備のあるグランドやテニスコートがあることから、プール跡地についてもスポーツ関連の活用が検討されている。
また、団地に囲まれた南千里の跡地については、公園機能の充実を図っていくことが検討されているそうだ。
40年近く市民に親しまれてきた施設がなくなることで、別れを惜しむ声も聞こえるが、跡地の有効活用を図ることで、多くの人が集える新たな公共スペースの誕生に期待したい。