茨木市で福祉活動交流会が開催される


11月29日(日)に、茨木市で「福祉活動交流会」が開催された。
主催となる「茨木市コミュニティソーシャルワーク協議会」は、茨木市内で配置されているコミュニティソーシャルワーカー(以下、CSW)が中心となり、地域福祉の向上を担っている。
CSWとは、福祉に関する相談役として、社会福祉法人やNPO法人が茨木市から委託を受けて活動しており、2~3小学校区に1名のCSWが配置されている。

自己紹介をするCSWのメンバー

自己紹介をするCSWのメンバー


前半は『暮らし続けられるまちをつくる』と題して、久 隆浩教授(近畿大学総合社会学部)の講演が行われた。
久教授は、「財布を忘れた時でも、買い物ができるお店を作っておくように」と学生たちに教えているそうだ。
そういった顔が見える関係づくりを行なうことが、これからの地域福祉には欠かせないとのことだった。
具体的な事例として、商店が認知症の方の見守り役を担っていることや、孤独死の早期発見に繋がったというような事例が紹介された。
難しい言葉ではなく、わかりやすい説明で話す久教授

難しい言葉ではなく、わかりやすい説明で話す久教授


後半は、そういった関係づくりのきっかけとして、意見交換会が行なわれた。
地域団体、PTA、商店、大学、NPOなど、50名以上の参加者が10グループにわかれ、自己紹介と福祉に関する意見交換を行なった。
交流後は参加者の表情もやわらかくなっていた

交流後は参加者の表情もやわらかくなっていた


福祉関係者だけで地域福祉を担うのではなく、様々な立場の人たちが関係性を築くことで、暮らしやすい地域づくりに繋がるということが実感できた。

茨木市健康福祉部 福祉政策課 生活支援係
<いばらきしけんこうふくしぶ ふくしせいさくか せいかつしえんがかり>
茨木市駅前三丁目8番13号
TEL:072-620-1634
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この記事を書いた人:

ハルキ
結婚後、千里ニュータウンに越してきました。 主にまちづくりやアートなどを通じて北摂の魅力を伝えていければと思います。 よろしくお願いします♪
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