神戸のシンボル「神戸花時計」の謎に迫る!!


神戸市中央区、神戸市役所北側にある「神戸花時計」。日本で初めて作られたという歴史ある花時計は、観光都市神戸のシンボルとして訪れる人たちの目を楽しませる。一年中美しく保たれ、デザインも頻繁に変わっている。巨大な花の絵はだれがどのように描いているのか?どうやって植え替えているのか?調査した。

3月3日、花時計のデザインが変わるため花の植え替えを行うと聞き、同行した。作業を行うのは、神戸市建設局公園部管理課の職員さん8名。前回使用した花をすべて取り除いた後、新しい図案をかたどったワイヤーを土の上に並べていく。そのワイヤーに沿って1株ずつ手作業で花を植えていくのだ。

植え替えまでは「神戸空港10周年」のデザインだった

植え替えまでは「神戸空港10周年」のデザインだった



上から順に・・・

上から順に・・・



だんだん形が見えてきた・・・

だんだん形が見えてきた・・・



あと少し・・・

あと少し・・・




直径6メートルの文字盤がびっしりと花で埋め尽くされる。今回使用したのは、ピンクのパンジーとシロタエギク合わせて約3000株。作業時間は約2時間半。

春らしい桜が浮かび上がった!

春らしい桜が浮かび上がった!



花時計のデザインは年に9パターン。年度初めに神戸市建設局公園部管理課の職員さんがその年の市の大きなイベントや季節感を考慮して9回分のデザインや植え替え予定を決める。季節によって使用する花や公開される期間もまちまちだが、毎回楽しみに植え替えを待っている市民も多い。この日も立ち止まって植え替えを見守る人や、「次の絵は何なん?」と尋ねる人も。

神戸市建設局公園部管理課の三田桂子さんは「喜んでくださる方がいるのは嬉しいです」と話してくれた。水やりや草取りも欠かせない。美しく保つ大変な苦労もあるようだ。次回の植え替えは4月下旬の予定。

神戸花時計
<こうべはなどけい>
神戸市中央区加納町6-5-1
アクセス JR「三ノ宮」駅、阪神、阪急「三宮」駅より徒歩5分。
市営地下鉄「三宮花時計前」駅より徒歩2分。
神戸市役所北側。
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この記事を書いた人:

HITOMI
火の国熊本出身で、神戸に暮らして約20年。通信制の作文教室「言葉の森」の講師をしています。ヴィッセル神戸の熱烈サポーター!ホームは全試合スタジアム観戦。アウェーにも参戦します。スポーツ観戦と雑貨店巡りが大好き。神戸の魅力をたくさん発信していきたいと思います。よろしくお願いします。
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