
スイーツ激戦区として知られる西宮市。その名の通り、市内には多くの「工房型」洋菓子店があり、1年を通じて様々なスイーツイベントが開催されている。
中でも、毎年秋に行われ、高い人気を誇るイベントが『西宮洋菓子園遊会~にしのみやSweets Live~』。今年は、11月6日(火)兵庫栄養調理製菓専門学校(西宮市北昭和町)にて19回目の開催が予定されている。

「イベントを楽しみにしている参加者の気持ちを表した、明るい作品に仕上げました」とポスターをデザインした辻さん
本番まであと半月となった10月中旬、本番に向けたシミュレーションが行われた。
この園遊会の最大の特徴は、参加11店のシェフたちが趣向を凝らした「アシェットデセール」がコース形式で提供されること。「アシェットデセール」とは、プレートに盛り付けたデザートのことで、お皿の上に芸術品のように盛り付けられた作りたてのスイーツを、目と舌で存分に堪能することができる。普段はそれぞれの店舗で腕を磨くシェフたちのスイーツが、1つのお皿の上で豪華に共演することもこの園遊会ならではの魅力だ。
「できたてほやほやのスイーツを提供したい。持ち運びできない形状のものも自由に使い、その場で仕上げをして食べていただくというライブ感を楽しんでいただきたい」と、エルベランの柿田シェフ。イベント当日には司会も務めるという。

会場では、仕上げを行うシェフの姿をカウンター越しに見ることができ、シェフたちが協力しながら手際よく作業を進める、和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる。このシェフとの近さも「スイーツライブ」ならではだ。また当日は、洋菓子職人による製菓技術のパフォーマンスが行われるほか、参加者全員に市内洋菓子店24店のうちいずれかの焼き菓子のお土産が配られるとのこと。
なお、今年の洋菓子園遊会の申込受付は終了となっているが、西宮市ではスイーツに関連する様々なイベントを随時開催している。
食欲の秋、名店ぞろいの西宮のスイーツを堪能してみては。
最新の情報は、にしのみや洋菓子研究会、西宮観光協会HPへ。