
1995年に発生した阪神淡路大震災から今年で24年。自然災害が多発する中で減災のひとつにもなる「防災食」が今、かなり進化している。神戸市中央区にあるケンミン食品株式会社では、東京都にあるアルファフーズ株式会社とタッグを組み、めん類では業界初となる米めんを使用したアレルゲン27品目不使用のフォーを発売する。

ケンミン食品と言えば米めん
現在、地方自治体が備蓄する防災食には食物アレルギー対応ができる食品が少ない状況を知った同社は、3年前から食物アレルギーに対応できる商品開発をスタート。アレルギーの経験知識は持っていたものの、長期保存という高いハードルの課題があったそう。試行錯誤しながら、あの阪神淡路大震災を経験したからこそわかる温かい食品の大切さ。米めんを生かした商品を震災時に必要としている方にどうしても届けたい!という熱い思いに、非常食製造販売を手掛けるアルファフーズが賛同し商品化となった。

卵などアレルゲン27品目不使用の米めん

中身は米めん・スープ・具材など

袋を持ちやすいように受皿も
アルファフーズの新技術となるUAA(ウルトラ アンチエイジング)食品®を採用しており、製造後5年7か月の常温長期保存が可能だそう。「震災の中を生きた神戸の企業だからできた減災を考えた商品です。」とマーケティング部 坪井さん。監修はケンミン食品、製造販売はアルファフーズ株式会社で現在は地方自治体など販売されているが、2019年2月からAmazon(約500円ほど)でも発売予定となる。フードロスを防ぐにも長期保存できるのは嬉しい限り!今後の防災食にも注目していきたい。

- ケンミン食品株式会社
- <けんみんしょくひんがぶしきがいしゃ>
- HP:http://www.kenmin.co.jp/
◇問い合わせ先:アルファフーズ株式会社(製造販売)
TEL.03‐6435‐6980
TEL.03‐6435‐6980