
木枠のガラス扉を開けると、そこはおもちゃ箱。
高槻市沢良木町にある、木のおもちゃ専門店[ウッディモンキー]。
ヨーロッパのものを中心とした、木製のおもちゃを数多く取りそろえる、
子供のためのワンダーランド。
取材に伺ったのは、12月の声を聞こうとするある寒い日。
おそらくおもちゃ屋さんにとっては、1年で一番忙しい日々だ。
店内にはクリスマスを待つ、オブジェやオーナメントが楽しげに並んでいた。
オーナーの村田さんは、二児のパパ。
お店のオープンのきっかけも、ご自身のお子様の誕生の際に出産祝いにもらった、
木のおもちゃがきっかけだったと言う。
「木のおもちゃ」とひとことで言っても様々で、
オーナーの思い入れはとりわけ、あかちゃんが初めて目にするファーストトイにあるように感じた。
あかちゃんが初めて手にするおもちゃ。
これは、親であれば当然悩むべきもので、
だけれども、選ばなければ容易に与えてしまうもののひとつかもしれない。
ウッディーモンキーお勧めのファーストトイはこちら。
- スイスはネフ社のものだ。
「あかちゃんは始め、このガラガラを見るだけです。
けれど、少し成長すると、このおもちゃに手を伸ばし、その中の色を選びとり、
いずれは振って音を楽しみ、それを口に入れる。
そして、ガラガラを卒業して、今度は積木などに興味を持ち始める。
一方私たち親は、なかなかそのガラガラを捨てられず、
木のおもちゃの年月を経た味わいに、我が子の成長を思い、
オブジェのように棚の一角に飾っておく。
いわゆる、木のおもちゃはそういった子供の成長の証なんです」
「子供の成長の証」
一見、寡黙そうに見えるオーナーの木のおもちゃに対する熱い思いが、
この一言にあるようだ。
今の子供たちはいずれ、ピコピコしたものに触れざるを得ず、
教えなくても勝手に、パソコンを覚え、スマホを扱い、ゲームに夢中になるだろう。
それが悪いことだなんて言わない。
無縁の関係を結ぶこと自体、もう確実に無理だ。
けれど、自分自身の誕生とともに、両親が、
またあるいは、自分の誕生を心待ちにしていた人が、
そんな熱い思いで選んでくれた木のおもちゃが、傍らにあること。
大人になり、自分たちが親になる時、そっと取り出して、きっと感謝する日がくる。
そんな温かさに包まれた人生のスタートが、素晴らしくないはずがない。
木のおもちゃに派手さはない。子供の目をひくようなものでもない。
けれどそこには、人が忘れてはいけない、ぬくもりやあたたかさ。
そして、オーナーの言葉を借りるなら、
「子供の成長の証」
が、刻まれている。
因みに、ファーストトイを卒業した子供に次にお勧めのおもちゃがこちら。

ウッディモンキーではネットショップもあり、外出がままならないママにもありがたい。
けれども、是非、実際に足を運んで自分の目で見て、触れて、感じて、選んでほしい。
店内の商品は、クリスマスまで10%オフのセールを実施中。
このクリスマスのプレゼントに、「成長の証」である木のおもちゃを。
- WOODY MONKEY
- <ウッディモンキー>
- HP:http://www.woodymonkey.com/