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シネ・リーブル神戸で上映中の「NO ノー」は、ワクワクするようなエンターテイメントでありながら、チリという国の史実にも興味がわく面白い作品だ。
史実に基づいたストーリー
長く独裁が続いていたピノチェト政権。1988年にその信任継続を問う国民投票が行われることになった。主人公の広告ディレクター・レネは、毎日15分、27日間のテレビ放送制作を反政権派から頼まれる。ところがレネが所属している制作会社の上司は、政権側の放送制作に加わっている。そもそもこの頃のチリで反対派であることを大っぴらに言うのははばかられる雰囲気なのだ。最初は気乗りしないレネだったが、彼の中で何か決断があったらしく、引き受けることを決める。27日間の放送終了まで、色んな困難が待ち受けているが果たしてどうなる・・・?

「NO ノー」パンフレット
1988年にいるかのような
映画の中では、実際にテレビで放映された15分の番組がふんだんに使われている。これがとても面白い。映画冒頭から最近は見ないようなザラついた映像だったので不思議だったのだが、1988年に放送された映像と違和感なくつながり、合点がいった。「きっと画像加工のテクニックがあるのだろう」と思っていたら、パンフレットによるとなんと当時のカメラを入手して撮影したのだとか。
(2)につづく
映画「NO ノー」公式サイト
8月30日(土)よりシネ・リーブル神戸で上映中
- シネ・リーブル神戸
- <シネ リーブル コウベ>
- 兵庫県神戸市中央区浪花町59 神戸朝日ビルディングB1F
- TEL:078-334-2126
- HP:http://www.ttcg.jp/cinelibre_kobe/
アクセス | JR三ノ宮駅または阪急・阪神・地下鉄・ポートライナーの各三宮駅より徒歩約10分 JR元町駅または阪神元町駅より徒歩約8分 地下鉄湾岸線旧居留地・大丸前駅または三宮・花時計前駅より徒歩約5分 |
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駐車場 | 三宮中央通駐車場・大丸神戸店駐車場の駐車券をチケット購入時にご提示で映画代、一般料金から300円引き。1枚につき1名様のみ割引。その他の割引と併用不可。駐車代の割引はなし。 |