ワンコインで本格落語を堪能!青春落語道場「大倉亭」


神戸文化ホールのロビーに高座が出現!ホールの舞台上ではなく「ロビー」にだ。これが青春落語道場「大倉亭」のウリ。

こんな感じでロビーが高座に。

こんな感じでロビーが高座に。



神戸の方々に気軽に落語を楽しんでもらいたいと、神戸ゆかりの次世代落語家が集まりロビー寄席としてスタート。ほぼ毎月開催され、先月で1周年を迎えた。神戸っ子にも「大倉亭」の名前が浸透してきたところだ。

1回の寄席に3人の噺家さんが登壇して3席。本格落語を堪能して、なんとワンコイン(500円)はうれしい。

8月は夏休み中ということもあり、趣向を凝らした演出だ。8月14日(土)の夜席は「納涼寄席」。桂あおばさんが「ろくろ首」など、背筋のゾッとする怖い話を披露した。また、15日の朝席は「親子で楽しむ寄席」と題して、子供さんを入場無料にし、落語ワークショップを開催した。

桂三ノ助さん、桂咲之輔さん、笑福亭智六さんが登壇。噺家が使う扇子や手ぬぐいを使って、物を食べる仕草をレクチャーしたり、来場した子供たちに「これは何をしているところでしょう?」と仕草のクイズを出したり、普段の寄席とはひと味違った雰囲気でスタートした。桂三ノ助さんが「まんじゅう怖い」など、子供たちにもわかりやすい噺を披露すると、可愛らしい笑い声がロビーに響いた。
扇子が大盃(さかずき)に早変わり。

扇子が大盃(さかずき)に早変わり。



桂三ノ助さん「まんじゅう怖い」

桂三ノ助さん「まんじゅう怖い」



また、笑福亭智六さんは、会場の手拍子に合わせて「南京たますだれ」を披露。高い塔ができると子供たちから「東京スカイツリーや~」と声が上がり「残念!(神戸の)ポートタワーでした~」と智六さんが返すなど面白い掛け合いも。桂咲之輔さんも「平林」を披露し、1時間半にわたる寄席があっという間だった。

笑福亭智六さんの南京たますだれ

笑福亭智六さんの南京たますだれ



桂咲之輔さん「平林」

桂咲之輔さん「平林」




9、10月は休みとなるが11月9日(月)に朝席・昼席・夜席と1日3席の開催予定だ。演目は当日のお楽しみ。

ぜひ、青春落語道場「大倉亭」の本格落語で、大いに笑ってほしい。



開催日時 2015年 11月09日(月)
朝席11:00~
昼席14:00~
夜席19:00~ (予定)
参加費・入場料 500円
会場 神戸市中央区楠木町4-2-2 「神戸文化ホール」
アクセス 神戸市営地下鉄 西神山手線「大倉山」駅より徒歩1分

JR「神戸」駅より徒歩10分
お問合せ TEL 078-351-3535(神戸文化ホール)

★11月寄席出演の噺家さんなど詳細が決まり次第、文化ホールHPまたはTwitterでお知らせ。 


★Twitter  大倉亭 @ohkuratei 

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この記事を書いた人:

HITOMI
火の国熊本出身で、神戸に暮らして約20年。通信制の作文教室「言葉の森」の講師をしています。ヴィッセル神戸の熱烈サポーター!ホームは全試合スタジアム観戦。アウェーにも参戦します。スポーツ観戦と雑貨店巡りが大好き。神戸の魅力をたくさん発信していきたいと思います。よろしくお願いします。
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