白鶴美術館 2015年秋季展のご案内~本館・酒器と神獣、新館20周年記念・オリエント絨毯~


神戸市東灘区、住吉川の上流に佇む白鶴美術館では、毎年春と秋に展覧会を開催している。
2015年も9月12日(土)~12月6日(日)の日程で秋季展が開催されている。P1010806
本館では、「酒器と神獣~神、人を繋ぐ美術~」、また新館では開館20周年を記念して「オリエント絨毯~人を彩る楽園と鳥獣~」を展示。
本館・新館のそれぞれの展示テーマと、ワークショップ、イベントについてご案内します。

<本館>
酒器と神獣 ~神、人を繋ぐ美術~

今から5000年以上も昔の中国では、お酒は人と人とのコミュニケーションツールとしての役割だけでなく、人と神を繋ぐ役割をも果たしたという。青銅器や銀器には、天から下りてきて人と神との仲介役をする神獣がしばしば表される。昭和初期に開館した本館建物内にもまたところどころに鶴や獅子といった神獣が配されている。この酒器と神獣というキーワードでつながれた、空間と工芸品を合わせて鑑賞してみてはいかがだろうか。

【アート・トーク】
9/13・27,10/11・25,11/1・15・29の各日曜日 14:00~15:00
テーマ「展示品の魅力」白鶴美術館学芸員によるスライド解説

【演奏会】
10/24(土)14:00~15:00
テーマ「鳥のことば」歌と舞:パフォーマー 桜井 真樹子氏

【講演会】
11/8(日) 14:00~15:30
演題「青銅器の規格」講師:泉屋博古館学芸課長 廣川 守氏

<新館>
新館20周年記念名品展(嘉納秀郎コレクション)オリエント絨毯 ~人を彩る楽園と鳥獣~
P1010811阪神淡路大震災の年に開館した新館では、20周年を記念して中東の絨毯を中心に展示。また旅好きだったという第4代理事長嘉納秀郎氏の集めたアフリカの彫刻の展示もされている。本館とはうってかわってモダンな建物の中で細やかな図案の意味合いを読み解いていくのも楽しい。DSC_0442
【ワークショップ】
9/20(日)~毎週日曜日 13:00~16:00
「彩り鳥どりパイル織」・「リバーシブル?!~作ってわかる屏風の裏技~」
指導員:神戸学院大学人文学部 大原ゼミ
12/6(日) 13:00~16:00
「花と鳥の絨毯完成式・小さな絨毯織」講師:大手前大学非常勤講師 新田 恭子氏

【新館レクチャー 日本における中東絨毯コレクションと研究-現状と未来-】
10/18(日) 14:00~15:00
「日本における中東美術研究史~絨毯収集など~」講師:国立民族学博物館名誉教授 杉村 棟氏
11/22(日) 14:00~15:00
 対談「中東の敷物を巡って~調査・収集の現場から~」
元白鶴美術館評議員   竹原 伸爾氏
神戸学院大学非常勤講師 吉田 雄介氏

開催日時 2015年 09月12日(土) ~ 2015年 12月06日(日)
10:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜休館
但し9/21(祝・月)、10/12(祝・月)、11/23(祝・月)は開館
9/24(木)、10/13(火)、11/24(火)を休館
参加費・入場料 大人:800円 65歳以上・大学・高校生:500円 中・小学生:250円 (団体20名以上は2割引)
HP http://www.hakutsuru-museum.org/
会場 白鶴美術館 (神戸市東灘区住吉山手6-1-1)
アクセス ・阪神御影駅、JR住吉駅から市バス38系統 渦森台行 「白鶴美術館前」下車
・阪急御影駅から北東に徒歩約15分
・車で
 (大阪方面から)阪神高速3号神戸線 魚崎出口から1.5km
 (姫路・明石方面から)阪神高速3号神戸線 摩耶出口から6km
お問合せ 公益財団法人 白鶴美術館
TEL/FAX:078-851-6001

無料駐車場あり(大型バスも可)

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この記事を書いた人:

リゼ
神戸在住。 自然が好き。海の見える山に住む。 最近早起きすることが多くなったのですが、太陽が海から顔を出す直前の色は本当に綺麗。 せわしない朝につかの間チルアウト。癒されます。
http://news.archive.citylife-new.com/play/event/28106.html