
12月6日(日)まで、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開催されている
〝春信一番!写楽二番! 錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展〟
遅くなりましたが見どころを紹介します!!!

ようこそ!浮世絵の世界へ…
人々の暮らしにゆとりがうまれ、様々な町人文化がひらけてきた江戸時代。
大都市江戸の繁栄と共に発展し、大衆に愛されたのが浮世絵。
江戸中期の明和2年(1765)浮世絵に色の革命がおこります。
浮世絵師・鈴木春信を中心にするグループにより「錦絵」が生み出され、カラーの印刷物を
庶民が楽しむように。それは当時、世界にも稀な奇跡でした。
浮世絵初期の稀少な鳥居派の役者絵にはじまり。錦絵草創期、一筆斎文調、勝川春章の
格調高い役者絵や美人画、浮世絵黄金期、鳥居清長、喜多川歌麿のみずみずしく生命感に
溢れる美人画、葛飾北斎、歌川広重の名所風景画から上方浮世絵まで代表的な絵師たちの
名品の数々により、浮世絵の歴史をご覧いただけます。
フィラデルフィア美術館(アメリカ・ペンシルヴェニア州)は130年以上の歴史を
誇る全米屈指の美術館で、現在4000点以上もの浮世絵を所蔵していますが、今回は
錦絵誕生250年となるメモリアルイヤーに併せて選りすぐりの作品が展示されています。
東洲斎写楽の大首絵10点が勢揃いするのも見ものです!!!
私KONのオススメをピックアップしましたのでどうぞ。

写楽の作品の前では多くの人が…

じっくりご鑑賞して頂けます
‘なにわ’(大阪)に因んだ作品もあります ↓ ↓

岳亭「大阪天満宮祭礼之図」
御存知!葛飾北斎の『富嶽三十六景 凱風快晴』 ↓ ↓

天保の時代から色褪せる事無く惹きつけられます
上方の錦絵はこちら ↓ ↓

艶っぽい…
有楽斎長秀『二代目沢村田之助のこし元千鳥』
浮世絵は江戸が主流でしたが、上方(京都・大阪)でも土地の嗜好にあった独自の
役者絵が生み出されていき、江戸と異なり〝ありのままの姿に描く〟のが特徴です。
着色したい部分にあわせて渋紙を切り抜き、上から刷毛で塗る「合羽摺」が用いられ
有楽斎長秀は合羽摺を最も多く手掛けた絵師です。
千社札もこのように展示されれば圧巻!!! ↓ ↓

千社札貼込帖は要チェック!
春信、写楽、清長、歌麿、北斎、広重、、、浮世絵を代表する絵師たちの
名品をお見逃しなく!!!

12月6日迄、お見逃しなく!
開催日時 | 2015年 10月10日(土) ~ 2015年 12月06日(日) 12月6日(日) 10:00~18:00 ※入館は17:30迄 |
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参加費・入場料 | 一般1300円 大学・高校生900円 中学・小学生500円 |
HP | http://pma2015.jp/ |
会場 | あべのハルカス美術館:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 ◎地下1階からハルカスシャトル(エレベーター)をご利用下さい ≫会場Webサイト |
アクセス | JR/大阪市営地下鉄「天王寺駅」下車すぐ |
お問合せ | あべのハルカス美術館 06-4399-9050 |