池田市立歴史民俗資料館 平成28年度特別展「内国博で地域振興!?ー明治の夢、大大阪を拓く」開催中


明治36年(1903)に大阪天王寺で開催された第五回内国勧業博覧会(内国博)にスポットを当てた平成28年度特別展、「内国博で地域振興 !? ―明治の夢、大大阪を拓く―」が池田市立歴史民俗資料館で開催されている。

開催期間5ヶ月、総入場者が530万人にものぼったという、かってない規模の巨大イベントだったそうだがピンとくる人は少ないかもしれない。
不況の中、大阪の発展の起爆剤として経済、産業界、地域はどのように取り組んだのか、さまざまな展示を通じて知ることができる。

小規模ながら楽しめる内容

貴重な資料の展示もあり充実した内容



アサヒビールの前身、大阪麦酒がどのようにビールを普及させていったか、
高島屋がデザイン戦略でどのように海外を含め販路を広げたか、など現在でもなじみ深い企業が取り上げられており興味深く見ることができる。
展示順に工夫もあり、初の夜間イルミネーションやそびえたつ塔などの建築物、見たことがないような驚きの最先端展示物に熱狂した人々を想像してみるとより楽しめそう。

朝ドラのファンにとっては、「あさが来た」のあさが女子大学を設立した頃、五代友厚の遺志を継ぐ財界人が大きくかかわったイベントであり、この成功から「ごちそうさん」の
め以子が結婚後移り住んだ時期の「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれたかってない大発展に繋がったといえばイメージしやすいかもしれない。
入場無料なので気軽に訪れてみては?

明治という時代を感じてみよう

明治という時代を感じてみよう



11月5日(土曜日)14:00~15:00には連動企画として「博物館で音楽会!? ―サックス パビリオン2016―」(無料・申込不要)が開催される。
内国博で人々を楽しませた音楽隊にゆかりの曲も演奏。
ちょっと違った雰囲気の音楽イベントになりそう!

11月13日(日曜日)14:00~15:30には記念講演会『第五回内国勧業博覧会とは何だったのか!?―明治人が見た近未来都市「大阪」―』(無料・申込不要)が開かれ、より理解を深められる。


開催日時 2016年 10月07日(金) ~ 2016年 11月27日(日)
午前10時~午後6時
参加費・入場料 無料
HP http://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/kyoikuiinkai/rekishiminzokukan/gyomu/1475814457535.html
会場 池田市立歴史民俗資料館
お問合せ 下記参照
池田市立歴史民俗資料館
<いけだしりつれきしみんぞくしりょうかん>
池田市五月丘1丁目10-12
TEL:072-751-3019
HP:http://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/kyoikuiinkai/rekishiminzokukan/gyomu/index.html
営業時間 午前10時~午後6時
定休日 月曜日、火曜日、祝日(ただし11月3日は開館)
アクセス 阪急池田駅より北東へ15分
駐車場 有り(20台、1時間以上は有料)
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この記事を書いた人:

いく
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