
「刀剣女子」という言葉が生まれ、女性中心にブームがおこっている「刀剣」。
注目の特別展「刀剣の精美 ~乱世の名刀と大坂新刀~」が高槻市立しろあと歴史館で開催されている。
太刀、刀、脇指、短刀、槍と様々な時代の価値ある刀剣を展示。
武器として作られた刀剣ではあるが、まさしく研ぎ澄まされた「芸術品」としての美しさに魅了され、乱世をくぐり抜けてきた迫力も伝わる。
西郷隆盛が拝領した「雲次」、徳川家康が所持した「兼定」、本願寺から織田信長へ贈られた「賀光」などは歴史ファンならずとも興味深い。
「真田丸」ファンにとっては木村重成が使ったという太刀「信国」に注目だろう。
「妖刀」として有名な「村正」の展示もある。
豊臣秀吉の天下統一後以降に誕生した「新刀」の中で大坂で作られた「大坂新刀」についての展示も多い。
変化に富んだ華やかな刃紋で人気を博したという作風が他と比較してわかる。
地元高槻ゆかりの刀剣の展示では重要拠点であった高槻の郷土史を垣間見ることができる。

石垣で雰囲気がある館内
刀剣の特徴や製造法など詳しい解説もあるので、初心者にもわかりやすい展示となっている。
さらに詳しく知りたい方は申し込み不要、無料(入場料は必要)のギャラリートーク12月4日(日)(午後2時から2時45分まで)に出かけてみては?
展示刀剣を、豊富なカラー画像や刀剣押形で紹介している特別展図録は500円でクオリティーが高く、刀剣入門書としてもオススメしたい。
開催日時 | 2016年 10月08日(土) ~ 2016年 12月04日(日) 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで) |
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参加費・入場料 | 一般:200円、小中学生:100円 ※関西文化の日[11月19日(土曜日)、20日(日曜日)]は無料 |
HP | http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/shiroato/s_kikaku_tokubetu/1446785833115.html |
会場 | 高槻市立しろあと歴史館 |
お問合せ | 下記参照 |

- 高槻市立しろあと歴史館
- <たかつきしりつ しろあとれきしかん>
- 高槻市城内町1番7号
- TEL:072-673-3987
- HP:http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/shiroato/index.html
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は4時半まで) |
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定休日 | 月曜日・祝日の翌日(月曜日が祝日の場合は、火曜日が休館) 年末年始(12月28日~1月3日) |
アクセス | 阪急高槻市駅から南へ徒歩約10分。JR高槻駅から南東へ徒歩約15分 |
駐車場 | 駐車場(無料)9台まで ※できるだけ公共交通機関をご利用ください |