
今年80歳の美空ひばり、去年100歳のエディット・ピアフ。まだ無名のころの奇跡の始まり。孤独だった人生の終わり。強靭な心と類い稀な歌心を持ち、波乱の生涯を生き抜いた、日本とフランスの歌姫。 その人生を語り歌うコンサートを行うにあたって、意気込みを聞きました。
-ひばりとピアフを今なぜ、歌うのですか?
ずっと10年くらい前から準備してたの。ふたりとも無名時代と晩年がすごくドラマチック!その素晴らしさを描きたかった。神戸での公演は、ひばり80歳の誕生日の前日!神戸で開催したくて昨年末に電話してみたら、その日だけが空いていた。運命を感じて鳥肌が立ったわ。
-ふたりはどういう人だと思いますか?
精神的な強さがある人、戦う人。20年くらい前に、ある男性プロデューサーが私に「あなたの最大の欠点はたくましいこと。日本人は強いとかたくましいとかは嫌いなんだよ。儚く、むなしく、か弱いというのが日本人。だから、あなたみたいに生き抜く強さみたいなのは、受けない」って。10年くらい前にピアフを歌ったときも若い人に、歌詞が強すぎて受け止めきれないと言われた。でも今、みんな生き抜く強さ、自信を欲しがってる。今こそ、ふたりの歌は世相に合ってると思う。ひばりとピアフを歌ってると力が湧いてくるの。何年経っても残る歌ね。
-今回の見どころは?
全部よ!身じろぎもさせない。ふたりの人生の最後の叫び、生きる強さを伝えたい。演歌のジャンルから出て、心の内を表現できるようなアレンジを心掛けました。生き様も含めて人々の心を支えた歌の力を伝えられたら若い人にも来てほしい!
-歌を通して今後したいこと、夢は?
目標とか夢はないの、今をちゃんと生きる、それがすべて。今を生きているうちに次が見えてくる、いつも行き当たりばったりよ。でも、行き当たったことには責任を持って最後までやりぬきたい。ひばりとピアフもそう、やると決めたからには徹底的に取り組むわ。
ふたりのデビュー前から始まって歌手人生を辿る選曲になっているそう。当日が楽しみ!
【プログラム】
[1部]星の流れに、悲しき口笛、津軽のふるさと、柔、終わりなき旅 ほか
[2部]バラ色の人生、異国の人、名前も知らないあの人へ、響け太鼓、あなた次第、愛の讃歌 ほか
【キャスト】
脚本・演出・語り・歌:加藤登紀子 ピアノ:鬼武みゆき ヴァイオリン:渡辺剛 ベース:鳥越啓介 パーカッション:はたけやま裕
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開催日時 | 2017年 05月28日(日) 15時15分開場 16時開演 |
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参加費・入場料 | S席 6,500円→6,000円 A席 5,000円→4,500円 学生席 1,000円 (共に全席指定・税込) 受付期間 3/25(土)10時~5/21(日)23時 電話予約 0570-02-9999 Pコード・・・599-051 ※未就学児は入場不可 ※お客様手数料 0円 ※やむを得ず、出演者、曲目等変更になる場合があります |
HP | http://ticket.citylife-new.com/e127991.html |
会場 | 神戸国際会館 こくさいホール (神戸市中央区御幸通8-1-6) ≫会場Webサイト |
アクセス | 各線三ノ宮駅より徒歩約5分 |
お問合せ | 神戸国際会館プレイガイド TEL:078-230-3300 (平日 10~18時) |