王子動物園内にある「旧ハンター住宅」春の館内特別公開!


神戸市立王子動物園では、国指定重要文化財である異人館「旧ハンター住宅」の内部特別公開を5月30日まで開催している。

日本造船の草分け的存在であるE・H・ハンター氏が晩年、余生を過ごしたことからその名が付く「旧ハンター住宅」。

明治22年ごろに中央区北野町に建築、昭和38年に王子動物園内に移築された。
現存する異人館の中では最大級の規模を誇り、明治時代の最も優れた洋風建築の1つとして評価されている。



爽やかで美しいグリーンの館には、南と東に重層のコロネードベランダがあり、一歩足を踏み入れると異国情緒溢れる空間が広がっている。

1階にある応接間と食堂、2階の居間と寝室など、館内を歩いて見学することができる。

 


2階のベランダは、元々は窓がなく開放されていたが、日本の風土に適さなかったため、美しくデザインされた窓ガラスが全面にはめ込まれたそうだ。

園内全体を見渡すことができる



 


繊細な絵柄のステンドグラス、大理石のマントル・ピース、チークの床材、ブロンズのシャンデリアなど華やかな装飾の数々から、まるで映画のワンシーンのように当時の生活が目に浮かんでくる。

美しい模様のタイル




年に3回、4月・5月・10月にしか内部公開されない、この貴重な機会をお見逃しなく!

旧ハンター住宅
<きゅうはんたーじゅうたく>
兵庫県神戸市灘区王子町3-1 王子動物園内
TEL:078-861-5624
HP:http://www.kobe-ojizoo.jp
営業時間 9:00-17:00(3月-10月)
9:00-16:30(11月-2月)
※王子動物園の営業時間に準ずる
※内部公開は4月・5月・10月(年に3回)、庭園は年中公開
定休日 水曜日(祝日の場合は開園)、年末年始
アクセス 阪急「王子公園」駅より西へ徒歩3分
JR「灘」駅より北へ徒歩5分
駐車場
入場無料
※但し、動物園入園料は必要
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この記事を書いた人:

舞華
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