
竹中大工道具館で、企画展「祈りのかたち-知られざる建築儀式の世界-」が4月15日(土)から5月28日(日)まで開催される。

南面軒先
竹中大工道具館は、日本で唯一の大工道具の博物館。日本建築の美がつまった施設の外観は、思わず写真に収めたくなるほど絵になる。木の香りがする館内は、来館者に安らぎを与えてくれる癒しの空間だ。

昭和戦前頃の建築儀式の様子
日本では、大昔からあらゆるものに神が宿るとされていた。そこに人の手を加えるときは、「祈り」を捧げることで神々の心を鎮め、安全を祈願する。今でも、家を建てるときなどには地鎮祭などの儀式を行い、土地の神様に工事の無事を祈る光景を見たことがある人もいるだろう。

竹中工務店に伝わる儀式道具
今回の展覧会では、「建築と儀式~造営に込めた願いとその表現~」、「建築の神々~大工たちの信仰~」、「 祈りのかたち~⼤隅流祭式の流儀~」の3つのテーマについて、過去の文献絵画資料や儀式用具から見える建築への祈りを解き明かす。
伊勢神宮の式年遷宮時の儀式の様子を解説した映像・図解や、竹中工務店に伝わる儀式道具なども展示されている。
過去の人々は、建築するうえで何を大事に思い、神々にどんな祈りを込めたのか。その答えを探しに、ぜひみなさんも会場へ足を運んでみてはいかがだろうか。
また、竹中大工道具館の企画展はもちろんのこと、大工道具や触れることのできる模型などが多数展示されている常設展もおすすめだ。小さなお子さんから大人まで楽しめる、木を使ったものづくり体験も人気イベントの一つなので、興味のある方は公式サイトを要チェック!
開催日時 | 2017年 04月15日(土) ~ 2017年 05月28日(日) 9:30~16:30(入館は16:00まで) ※月曜日は休館 |
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参加費・入場料 | 一般500円、大高生300円、中学生以下無料、65歳以上の方200円 ※常設展観覧料を含む |
HP | http://www.dougukan.jp/special_exhibition/inori |
会場 | 神戸市中央区熊内町7-5-1 ≫会場Webサイト |
アクセス | 山陽新幹線「新神戸駅」中央改札口より徒歩約3分 神戸市営地下鉄「新神戸駅」北出口1または北出口2より徒歩約3分 シティ・ループ「12新神戸駅前」下車後、徒歩約3分 神戸市バス2系統・18系統「熊内6丁目」下車後、徒歩約2分 |
お問合せ | 078-242-0216 |