まるでおうちのような古本屋さん【古本屋ワールドエンズ・ガーデン】


阪急王子公園駅北側、高架沿いにある『ワールドエンズ・ガーデン』は、
オーナーの小沢さんがお店の名前に「都会のすみっこにたたずむ場所」という意味を込めた古本屋さん。お店の前の白い看板が目印。


「お店に入って来やすい」「家のようにくつろげる」という店主の想いどおり、一歩店内に入るとまるでおうちのような空間が広がる。


書棚の間に置かれたソファー


なんとベッドが!


ダイニングテーブルにはお皿に載せられた本が並んでいる


書棚の編集に軸足を置いている、とおっしゃるように本の並び方に特徴がある。一般的に、紀行・小説・写真集・マンガといったジャンルによる分類が多いが、同じ小説でも「冒険」「恋愛」といった本の内容によって分けられているのがおもしろい。


「家族」というテーマの棚には、座敷わらしのお話にはじまり、働く母親、父性、結婚、結婚式のスピーチと続くなか、文庫の「たのしいムーミン一家」や「サザエさん」の漫画がまぎれていて、書棚の端から端まで興味深くながめることができる。


好きな作家の本を手に取ったお客さんに、その本の隣にある未知の本にも興味を持ってもらえたら・・・という小沢さんの意図にはまるのか、お客さんの滞在時間が長くなるのもうなずける。

遊び心のあるレイアウト



『ワールドエンズ・ガーデン』には看板猫のぶんちゃん(オス5歳)もいて、ぶんちゃんお目当てのお客さんも多い。

取材の日は雨のため、残念ながら欠勤


もちろん猫の本コーナーもある



ダイニングテーブルやレジ付近には新刊の本もあり、小沢さん自身が作家や出版社の方と直接お話しし、作った方の想いを理解したものが販売されている。ジャンルを問わず本の買い取りも随時おこなわれており、幅広い品ぞろえとなっている。


また、本に関するイベントもおこなわれ(不定期)、自分の目的にそったさまざまな本との出会いが待っている古本屋さんである。

古本屋ワールドエンズ・ガーデン
<ふるほんやわーるどえんずがーでん>
神戸市灘区城内通5-6-8 1F
TEL:078-779-9389
HP:http://d.hatena.ne.jp/worldends-garden/
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜日
アクセス JR「灘」駅より北へ徒歩約3分
阪急「王子公園」駅より南へ徒歩約5分
関連地図

この記事を書いた人:

Nahoko
北摂茨木市育ち、西宮・神戸と移り住んでどの町にも素敵な思い出ができました。現在は通信教育講師をしています。AEAJ認定アロマインストラクター資格有。日々の暮らしがほんのりと楽しくなるような街の小さな発見をお伝えしてきたいと思います。  
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