
J1リーグ2017シーズンも残り3試合、2年連続1ケタ順位を目指すヴィッセル神戸がユニバー記念競技場にサンフレッチェ広島を迎えた。
J1残留争い渦中の広島に序盤から圧倒された。広島は17分、稲垣が高橋壮からのクロスをヘディングで決めて先制。神戸も27分に渡邊千真のゴールで同点としたが、77分に交代で入ったパトリックにファーストタッチで勝ち越し弾を決められた。
神戸の代名詞、前線からのハイプレスが甘く、パスを繋がれゴールを脅かされた。頼みのポドルスキ、ハーフナーマイク、小川がいずれも決定機を外し、スタンドからは何度もため息がもれた。神戸は試合終了間際、猛攻を見せたが広島はゴールを死守し勝ち点3を挙げ、降格圏を脱出した。
神戸はリーグ戦残り2試合と天皇杯準決勝(対セレッソ大阪 12月23日@長居)を控えている。この戦いぶりでは念願の初タイトルには手が届かない。スタンドで観戦した誰もがそう思ったに違いない。この日の広島のような目標への執念をピッチで見せてほしい。そして残り2試合最高の形で勝利を!そうすればファン・サポーターの悲願「元日 天皇杯決勝へ!」はけして夢ではない。

- 神戸ユニバー記念競技場
- <こうべゆにばーきねんきょうぎじょう>