
『はじめてのおつかい』(1976年)
筒井頼子・作、林明子・絵、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵
伊丹市立図書館にて開催中の『開館30周年 絵本のひきだし 林明子原画展』に娘を連れて行ってきました。
絵本作家・林明子さんの作品といえば『はじめてのおつかい』『こんとあき』など。今子どもたちに読んであげている、もしくは幼いころに読んでもらったという方も多いのではないでしょうか。

『こんとあき』(1989年)
林明子・作、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵
温かく柔らかなタッチで、子どもの表情を深くとらえた林明子さんの絵にはたくさんのファンがいます。小さなお子さん連れの方はもちろん、年齢を問わず多くの方が来場されていました。
それぞれの絵を原画で改めて見ると、繊細な美しい絵が、色合いもより鮮やかに目に映ります。
展示室の中には、構図が描かれたラフスケッチや林さんが実際に手作りされたという「こん」の人形も。
また美術館入口の壁一面には『はじめてのおつかい』のニッコリ笑顔のみいちゃんが。原画展の中では写真撮影はできませんが、ここではみいちゃんと同じ牛乳を持って写真撮影ができます。
他にも、仕掛けの施された「えほんのひきだしコーナー」や「ぬりえコーナー」など、小さな子どもも楽しめる企画もあり、娘も大満足。
林明子さんのあたたかで優しい絵本の世界にどっぷりと浸ることができました。