
■贈りたくなるお店、POTLATCH
いいものって、何だろう。丈夫なもの、高価なもの、手触りのよいもの…きっとそれは、人それぞれ。簡単に言ってしまえば、自分が気に入っていればそれがその人にとっての「いいもの」になる。POTLATCHは、そんな「お気に入り」が見つかるお店だ。
POTLATCHは箕面市外院にある。車で新御堂筋を北に走り、勝尾寺へ行く途中に立ち寄ることのできる場所。大きなガラス張りのエントランスは「誰でも、お気軽にどうぞ!」と、来る人を迎え入れてくれる。昼下がりにお店を訪れると、そこは光が溢れる空間だった。
お店に入ると、爽やかでほのかないい香り。どこかにお花でも飾っているのだろうか?見回しても見つからない。「このいい匂いは何ですか?」と訊ねると「さっき振ったルームスプレーかな?それともハンドクリームかもしれない」と、これまた爽やかでさりげない答え。女性があこがれる女性とはこういう人のことを言うのだろう。
そんな素敵な岡村さんはPOTLATCHのオーナー。2011年3月にオープンしたお店には、北米インディアンが贈り物をし合う伝統儀式であった「POTLATCH(ポトラッチ)」という名前をつけた。お隣のカフェのスタッフには「ポトさん」と呼ばれているそう。
POTLATCHの雰囲気は、とにかくあたたかい。子ども連れのママもゆっくり店内を見て回れるよう、絵本を読んだりお絵描きを楽しんだりできるスペースを設けた。ベビーカーが難なく通れるよう、スペースを広めに取った。岡村さんの優しさや細やかな心遣いがあらわれている。
■POTLATCHの雑貨たち
生まれも育ちも異なる雑貨たちが共存している、そんな感じ。岡村さんのイチオシは何と言っても「籠」。夏はおでかけに、冬は野菜を入れたり収納に使ったりと、用途はさまざま。大きさ、形、色、手触り…第一印象で決めるのもよし、じっくり吟味するのもよし。季節の商品も要チェック。ギャッベやブランケットなどは最近の人気商品である。
一つひとつの商品には、詳しいコメントがつけられている。何に使うのか、どう使えばよいのか、どの土地で作られたのか…などが説明されていて、読んで回るだけでも楽しい。それも、岡村さんの「じっくり選んで、ほしい物が見つかるように」との思いから。お店に並ぶ雑貨選びの基準は、「自分が使いたい、使ってもらいたい」ものだそう。長く使えて、お手頃なもの。だからこそ日常に使えるし、プレゼントもしやすい。そこで、おススメ商品を聞いてみた。
冬の贈り物には、ブランケット。
一人暮らしには、キャセロール。
子どもがいるファミリーへのプレゼントには、籠にタオルを添えて。
親への贈り物には、締めつけないゴムなし靴下。
まるで岡村さん自身が贈り物選びをしているかのように、楽しみながら答えてくれた。
ここで質問。岡村さんにとってPOTLATCHとは?
------「生活の一部。好きなものを集め、好きなものがつまっている場所」。



- POTLATCH
- <ポトラッチ>
- 箕面市外院3-1-19
- TEL:072-741-6656
- HP:http://www.potlatch-diary.blogspot.jp/
営業時間 | 11:00~19:00 |
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定休日 | 火 |
アクセス | 阪急バス「青松園前」停徒歩3分 |
駐車場 | 2台 |