
阪急岡本駅前にある「岡本梅林公園・保久良神社・山麓リボンの道」の道しるべを見るたびに,岡本梅林公園(岡本公園)は道案内になるほど有名なのだろうか?と気になっていた。
だが知らないのは関東出身の私だけのようで,関西では「昔から,「梅は岡本,桜は吉野,みかん紀の国,栗丹波」(公園内の看板より)と唄われる程有名らしい。
たくさんのお花見客でにぎわう岡本梅林公園の梅の様子は,ぜひ,こちらの記事をご覧いただきたい。
今回は,シーズンオフだが,駅近で子連れで登山気分を味わえるスポットとしてご紹介したい。
というのも,未就学児の子どもが「あのお山に登りたい。お山の神社に行きたい」と保久山登山をせがむのだが,こちらとしては暑い中子どもをおぶっての登山は避けたく,登山気分を味わえるところとして岡本梅林公園に白羽の矢を立てたのである。
(以前保久良神社のある保久良山に親子で何の装備もせずにお気楽に登ったところ,舗装された登山道コースではない山道コースを歩いてしまったので,本格的なハイキングをご希望ならば子連れには舗装道コースをお勧めする)
阪急岡本駅から山側(北側)の住宅街のやや急な坂道をベビーカーを押しながら歩いてゆくこと約15分で天上川公園に行きつく。天井川公園に入って右側の細い道は保久良神社のある登山道である。
早くも子どもは天上川公園の滑り台で遊びたがり,坂道をベビーカーを押して登って来たので大人も小休止を取る。
天上川公園の左側には岡本八幡宮があり,こちらにも寄ることにし,少し長い石の階段を上って眼下の岡本の街並みをしばし眺める。
(写真は天上川で寝ているイノシシ。こちらは,天上川のイノシシの記事)
階段を下って,天上川を挟んで登って来た道と反対の神社を背にして右側の道を少し下ると「岡本梅林公園」の道しるべがあるので,右の道に入る。
すぐに右手に公園の柵が見えてきた。門を自分で開けて入ると山の斜面に沿って,スロープが伸びているので,ベビーカーをたたまずに,そして子どもを抱っこせずに公園を散策できる。
園内は,ロックガーデンに小川が流れ(循環されている)滝もある。小川のそばには東屋があり,新緑の梅に囲まれながら川面を飛ぶトンボも眺められる。
梅の花は咲いていないが,子どもは嬉しそうに園内をぐるぐるとまわり,初夏の風を感じながらの大阪湾を臨む神戸の眺望も楽しめる。
駅から15分程度で,ゆるく登山気分が味わえる子連れおでかけスポットとして,おすすめしたい公園だ。