
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」から徒歩5分のところに
一風変わった古い建物がある。
昭和2(1927)年竣工で、
南米マヤ・インカの装飾を纏った「芝川ビル」だ。
昭和のはじめに芝川家の自家用として、
また花嫁学校「芝蘭社家政学園」の校舎として使用され、
約3000人の女性が洋裁・割烹・和裁などを学んだ。
その古い建物は、
耐震・耐火性を非常に重視して建てられたこともあり、
現在でも尚たくさんのテナントが入るビルとして稼動している。
お洒落なショップの中でも一際目を惹く
1Fのチョコレートショップ「TIKAL by Cacao en Masse」は、
この古い建物にインスパイアされてつくられたショップとか。
一粒一粒が美しいチョコレートはもちろん、
本場の英国シェフがつくるバターたっぷりのショートブレッドが
評判を呼んでいるそう。
ここで自分用のチョコレートと、
お世話になった人へのギフトを購入。
階段を上り2階の帽子屋さん、3階のアクセサリーショップetc…
芝川ビルをぐるっと一巡りしたあとは、
ちょうど期間限定で公開されていた屋上
「芝川ビルモダンテラス」へ。
こちらは現在レンタルスペースになっており、
イベント時には一般開放されているそう。
年季の入った欄干にもたれ
外の風を受けながらふと見上げると、現代の象徴とも言える忙しい高層ビルの姿。
そんなギャップが、
見る人をなんとも不思議な気分へと誘う。
古き良きものと、現代の良きもの。
その両方を引き受けてパワフルに生き続ける「芝川ビル」。
ちょっとしたお出掛けスポットとして、
大人のデートスポットとして
一度はぜひ訪ねてみてほしい。
芝川ビル公式サイトはこちら