人生をよりよくするための活動 “終活”のススメ「樹木葬」


 いま注目を集めている「終活」とは、今までの人生を振り返り、将来をより楽しむための活動のことをいいます。今回は注目度が高くなってきた「樹木葬」についてお墓の事情に詳しい近藤 亮さんにお話をお伺いしました。

【お墓の考え方は「家」→「個人」へ】
 「近年のお墓事情は大きく変化しています。『子どもに負担をかけたくない』と、継承者がいたとしても〝家単位〞のお墓を作らない人が増えてきました」と近藤さん。こういった背景から、〝個人単位〞でのお墓が増えてきている。その中でも注目度が高いのは、墓石の代わりに樹木を使う〝樹木葬〞。「樹木葬を選ぶ方が増えている理由は、①遺骨が埋葬でき、お参りも可能②継承者なしでも、永代供養で弔い③ 自然葬なので家や宗教に縛られない。これらをメリットだと捉える方が多くなってきました」

【継承の必要がなく、永代供養の「樹木葬」】
 樹木葬といってもお墓の周りに花を植えるだけ、といったものなど樹木葬という名前がついてもその形はさまざま。近藤さんが案内を務める「京都の樹木葬」運営事務局の場合、「東福寺」「建仁寺」「大徳寺」といった歴史のある塔頭寺院で、樹木や豊かな緑の中、遺骨は杉コケなどに覆われたところに埋葬する。埋葬方法から選ぶ方が多いが、アクセスの良さもポイントで、継承しないとは言ってもお墓参りには来て欲しいという人は多い。そして、墓所としての永続性を考えると、格式があるお寺を選んでおきたい。「契約者の85%は生前契約です。60代〜70代の方が多く、元気なうちに自分でお墓を用意されておられます」と近藤さん。樹木葬について詳しく話を聞きたい方はセミナーか現地見学会に参加してみては。

「京都の樹木葬」運営事務局 (有)カン綜合計画内
京都市中京区寺町通夷川上ル久遠院前町669
サンアートビル4F
TEL:075-257-7977
HP:http://www.jumokusou.jp/
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