大人の学び直し


 「人生100年時代」といわれ、文部科学省でも社会人の学び直しを推進する制度を設けるなど、「学び直し」に今、注目が集まっています。キャリアアップや再就職などに繋げていくことはもちろん、「教養を高めたい」「趣味を深めたい」など、人生を楽しむための再設計として学ぶ人が増えています。そこで、学ぶことで充実した時間を過ごす素敵な人たちをご紹介します。

【花から教わるシンプルライフ】
 いけばな教室 悠月庵では「引き算の美学」をコンセプトに、実践的な花の扱いなどを提案したレッスンを行っている。この「引き算の美学」を身につけると、余白から考えるシンプルな〝想像力〞が養われ、無駄な思考を回避し三歩先まで予測する〝判断力〞が磨かれるという。「本当に自分に必要なものがわかる〝決断力〞を持てるようになります。これらの力は普段の暮らしや仕事など様々なところで活きてきます」と、恵甫先生は話す。実際、恵甫先生もいけばなに出合う前は仕事に追われる毎日でがむしゃらに働き、無駄なこともしてきたという。しかし、いけばなを通して価値観が変わったそうだ。「空間や心に余白がないとキレイになれても美しくはなれない」と、いけばながシンプルで丁寧に暮らすことの大切さを教えてくれたのだ。
 「お花をいけるだけの教室ではなく、癒やしの場や毎日に張り合いが持てる場、困った時に思考をリセット出来る場でありたいですね」。

【学ぶことで新しい楽しみが生まれる】
 昨年6月から毎週通う生徒のなおかさんは、現在割烹料理店に勤める。「和につながることをしたい」と先のことを考えて習い始めたという。「お教室はいろんなつながりができる場所です。私自身、お店や家でお花を生けるようになり、見方が変わってきました。先生みたいになりたいと、目標もでき、いずれお仕事にしたいと思っています」と、いきがいを感じている。好きなことを学び、それを仕事にする。そんな世界を広げられるのも学ぶ楽しさの一つのようだ。
 大阪市内から姉妹で体験に来ていた、姉・のぞみさんと妹・まなさんに話を聞くと、「今年1月に行われた書初めと花のコラボイベントに参加してみてすごく面白かったので、いけばなの基本を知りたいと思い体験に来ました」とのぞみさん。まなさんは「この体験でいけばなの面白い世界を知ることができ新鮮でした。先生の作品を見て素敵だなと思っていて。お花に興味があったのでいいきっかけになりました。日常生活にも役立ちそうです。自分磨きにもなりそう!」と満たされた表情を浮かべる。
 ここでは、いけばな教室だけでなく、定期的に書道とのコラボレッスンをしたり、三味線やジャズとコラボイベントを行うなど、様々な方面からいけばなの楽しさを知ってもらう機会をつくっている。また、「着物を着てレッスンをしたい」との生徒のリクエストで、着物を着てしめ飾りを作るレッスンをしたことも。いずれも参加者の表情は楽しそうだ。いけばなと聞くと「堅いイメージ」「ハードルが高い」と感じる人も多いはず。しかし、この教室に通うのは20代後半〜40代の女性が多い。こういったイベントがきっかけになったり、先生の教えに共感する女性が多いのだろう。いけばなに限らず、興味のある人は一度体験会に参加することで「これなら私にもできそう」と、新しい楽しみを発見できるかもしれない。

華道未生真流 いけばな教室 悠月庵
神戸市東灘区御影石町2-13-20
御影サンハイム1F
TEL:078-777-7507
HP:https://www.yugetsuan.com/

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阪神版
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