
直立二足歩行である人間のあごはぶら下が った状態なので、 ほとんどの方にズ レがみられ、 身体に深い影響を与えているようです。 姿勢の崩れが血流を阻害し、 特に脳へ の血流の減少は重篤。 超高齢化社会の日本、 国民の関心事である認知症とも関わる問題に つ いて北村先生にお伺 いしました。
生活全般に悪影響 かみ合わせ異常
人は、 一 番上に頭をのせて二本足で立 っ て生活をして いますので、 頭からぶら下がるあごがズ レてかみ合わせが悪いと、全身のバランスが崩れ、いろ いろな部分に影響が出てしま います。 あごがずれると顎関節がずれ(顎関節症) 、 さらに頚椎をはじめとする背骨全般にずれが生まれ (ストレートネッ ク等) 、 それを防ぐために全身の筋肉が無駄働きをさせられます (肩こり ・ 腰痛 ・ 疲労等) 。 さらに硬く凝った筋肉の影響で血管が圧迫され、 全身の血流が悪くなります (冷え等)。これが身体の いろ いろな部分の不調 (不定愁訴)と関係するのです。
首のコリと 脳の血流不足
首の筋肉は頭を支えていますので、 かみ合わせが悪くあごがずれると最も影響がでます。首のコリは脳や頭皮・顔への血管の通り道になりますので特に重要です。 身体中で最も血液を欲しがる脳 (全体の20%が脳に送られます) への血流不足は大問題です。 特に影響を受けるのは前頭前野と呼ばれる場所 (おでこの内側辺り) です。 この場所の血流量の不足は、 脳の老化や心の病・認知症とも大いに関係します。
認知症とも 深い関係が
65歳以上の7人に2人が認知症予備軍だと言われております。 認知症は物忘れや認知機能の低下をきたし、 その原因として脳の神経細胞が障害を受けて死滅し、 減少して いくことで起こります。 脳細胞は栄養不足、 酸素不足にとても弱く血液の流れが少しでも阻害されると認知症のリスクは高まります。 実はその阻害リスクは誰にでも当てはまる可能性があります。 歯科大学の研究結果では、 残っている歯の数が20本以上ある人と比べ て、 歯がなく入れ歯も いれて いな い人の認知症リスクは1.9倍、 良く噛んで食べ ることができる人に対して、 あまり噛めない人の認知症リスクハ1.5倍と高くな っ て います。 これはほんの 一 部の結果であり、 認知症リスクはこれだけではありません。 認知症が気になる方はその阻害要因と予防法につ いて、 実践を交えてご説明するセミナーをしますので、 ぜひ勉強に来てくださ い。
開催日時 | 2019年 03月28日(木) 10時~12時 |
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定員 | 20名 |
参加費・入場料 | 参加無料 |
会場 | クロスパル高槻 総合市民交流センター 高槻市紺屋町1-2 ※JR高槻駅下車すぐ |
お問合せ | 電話にて |
- きたむら歯科医院
- <きたむらしかいいん>
- 高槻市弥生が丘町27-23
- TEL:072-688-8148
営業時間 | 9時~11時 14時~17時 |
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定休日 | 休診日:木曜・日曜 祝日・隔週土曜 |