神戸市が市民向け 健康管理アプリの提供をスタート


 神戸市の平均寿命と健康寿命は、男性で8.4年、女性で13.2年の差があるという(2016年データ/神戸市)。そうした現状をうけ「誰もが健康になれるまち」をスローガンに掲げる同市は、ICT(情報通信技術)を活用した画期的な取り組みをスタート。4月から提供が始まる「MY CONDITION KOBE」を取材した。

【理研とタッグで健康増進へ】
 神戸市は、理化学研究所とともに、市民の健康状態をデータ管理するシステム「M YCONDITION KOBE」を共同開発した。このシステムはスマートフォンアプリ「カラダかわるNavi」を通じて、4月1日から利用できる。健診データ、食事・歩数などの生活情報をまとめて管理できる画期的なもので、こうした取り組みは全国の自治体で神戸市が初めてだ。背景には、社会保障費の適正化に加え、市民自らが健康に関心を抱き、健康寿命の延伸に繋げたい思いがある。

【アプリを使って健康管理】
 アプリでは、利用登録した市民自身が、自らの食生活や歩数などの情報と、市が特定健診データなどをまとめて管理することができる。また、そのデータを人工知能で解析し、一人ひとりに合わせて的確な健康アドバイスを送ることも可能になるという。平成31年度の対象者は、神戸市に住民登録をしている方。登録の手順や利用方法は「MYCONDITION KOBE」のWEBサイトで紹介。まずは2万人の利用を目標に参加者を募っている。

神戸市総合コールセンター
TEL:078-333-3330

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