
【高まる保険外リハビリの需要】
神戸市内で初となる脳梗塞専門の保険外リハビリ施設「脳梗塞リハ神戸」が4月にオープンした。脳梗塞リハビリの専門家である理学療法士が治療プログラムを組み、鍼灸師とともにマンツーマンでトレーニングに取り組む。介護業界で千人以上の利用者と接してきた同施設代表の瀧裕一郎さんは「現在の保険制度は、回復期を発症から180日までと定めているため、リハビリに取り組める時間は限られています」と話す。「もっとリハビリしたい」「改善をあきらめたくない」という声に応え、自費でのリハビリに特化した同施設をオープンするに至った。脳梗塞の後遺症に悩む人のみならず、リハビリをしたい人すべてに対応している。
【あきらめない気持ちが一番大切】
トレーニングの所要時間は、1回の来所で2時間半。この時間は、介護保険の訪問リハビリの約3倍、医療保険での病院外来リハビリの約6倍とのこと。また、トレーニングスペースは、約100㎡と関西最大級の広さとなっており、リハビリにとって重要な「時間」と「場所」の充実を図った。
プランは1ヵ月15万円~と、当然ながら保険内と比べ高額。だからこそ、同施設は「改善が見られなかった場合は全額返金」を掲げる。「自費だからこそ、結果が重要です。我々を含め誰一人、あきらめない気持ちを大切にしたい」と瀧さん。神戸から発信する新たなリハビリの形に期待したい。
- 脳梗塞リハ神戸
- <のうこうそくりはこうべ>
- 神戸市中央区元町通3-1-1
- TEL:078-515-6977