「こうべ花時計」 3月28日より再始動


 1957年の誕生以来、神戸のシンボルとして親しまれてきた「こうべ花時計」の移設工事が完了。3月28日に再始動セレモニーが行われた。神戸市中央区の神戸市役所2号館北側にあったが、本庁舎再整備に伴い昨年11月に停止。この日、元の場所から500メートル南側の東遊園地内に暫定移設された。移設後初回のデザインは、花時計植替え500回記念図案募集の入選作品「からふるハート」(須磨区・小4 下西心優さんの作品)。直径6メートルの文字盤にはビオラ、タマリュウなど約3,000株が使われている。春らしい色づかいと、優雅な曲線が印象的なハートのデザインは見る人の心を和ませる。
 セレモニーで久元市長らが始動ボタンを押すと針が動き出し、集まった人たちから」歓声が上がった。久元市長は「神戸市民はもちろん、観光客にも親しまれる場所になってほしい」と話した。また、こうべ花時計誕生の際に作られた「花時計」という曲も披露され、作詞者の戸倉信吉さんが合唱の指揮を行った。再び時を刻み始めたこうべ花時計。市の担当者は「これからも花時計を多くの人に見てほしい。東遊園地に来られたらぜひ!」と話す。文字盤は職員により図案通り一株ずつ手植えされ、年8回ほどデザインが変わる。昨年はヴィッセル神戸に加入したアンドレス・イニエスタ選手をイメージしたデザインが登場。イニエスタ選手がSNSで紹介し、話題となった。5月9日には移設後初めて植替えが行われた。


この記事を書いた人:

阪神版
兵庫県 西宮市、芦屋市を中心に地域情報をお届けしています。

HP: http://platnavi.net/ebook/citylifenew/citylifehanshin/book.html


http://news.archive.citylife-new.com/publicities/2019/05/72979.html